小さい工務店にNo.2は必要なのか論

副操縦士が機長を刺した旅客機には、たまたま非番のパイロットがいた。会社に、たまたま非番の社長はいない。


副操縦士が機長を刺した、というニュースがありました。
ビックリですね。

ドバイからテルアビブに向かっていた旅客機の中で、副操縦士が機長を刃物で刺し、乗客らが取り押さえて、サウジアラビアに緊急着陸したと報じられています。

これをそのまんま、会社の話に重ねるつもりはありませんけど「副」の立場の人が「正」の立場の人に、という一点で、頭の中に「No.2」という言葉が浮かんでしまいました(不謹慎だったらすみません)。

そもそも、No.2って本当に必要なのか。

専務や副社長という肩書きの人は、いる会社にはいます。
でも、社長の意思を自分の意思のように動かせる人ばかりかというと、そうでもないような。

社長の役割は何か。

僕は、環境づくりと意思決定だと思っています。
ただ、これは僕の理想というか好みで、実際には業務執行に追われている社長さんが多い、という印象です。

自分がいちばん動ける人だと、自分が動いたほうが早い。
それはそうだよな〜。
でも、そのぶん環境づくりと意思決定は後回しになるので、ますます自分が動くというスパイラルに陥っちゃう。

そうなると、決めたはずのことが、だんだん別のものになっていきます。

No.2が、決まったはずの意思と違うことをしている、という話も、たまに見聞きします。
「勝手なことをして」と言いたくなるところですが、決めたことが言葉で渡せていなかったのかもしれないし、No.2の目には、その決定が現場とズレて見えていたのかもしれない。
僕自身にも、思い当たる反省があります。

じゃあ、No.2は置かないのがいいのか。

それは、会社による、としか言えない。

社長が三人分動ける会社なら要らないかもしれないし、社長が環境づくりに回りたいなら、置かないという選択は難しい。(ひとりでやってる僕が言うのも、変な話ですが)

報道では、最後に操縦を引き継いだのは、たまたま乗り合わせていた非番のパイロットだったそうです。
もし会社でNo.2が造反したとしても、たまたま非番の社長がいて救ってくれたりはしないから…普段から、決めたことと決めた理由を言葉にしておく、ってことかなあ…

ま、これが血縁のNo.2だとまた全然違う話になるんだけど。