非住宅中規模木造には可能性がいっぱいある

工務店が興味津々の非住宅中規模木造。新しい構造システムのオンライン勉強会がありますよ。


自衛隊の掃海艇が火災・転覆
一人が行方不明とのことで
ご無事を祈ってます…

掃海艇というのは
機雷を除去する仕事で

機雷の中には
磁気に反応するものがあるから
鉄製だと不利になり

かつては木造
新しいものはFRPで
作られているそうです。

↓こちらは海上自衛隊の
Instagram

映画『ゴジラ -1.0』にも
木造の掃海艇が出てきたなあ。

今回の火災事故があった
掃海艇は木造だそうです。

原因はまだわかりませんし
木造は火災に弱いと
一般の人は思いがちだけど

躯体の問題もさることながら
船にも建物にも
可燃物が中にたくさんあるからなあ…

(自動車やオートバイも
以前よりも樹脂部品が増えて
燃えやすいようです)

木造といえば
以前に書いた木造人工衛星

木材の耐久性が見直されるとどうなるか…?
少し前に、住友林業が宇宙で木材曝露実験をしたなんてリリースが出ていました。あれってどうなったのかなと気になって昨日、検索してみたら7/20、21の両日で「DIME」のwebで取り上げられていました。この曝露実験の先には木造人工衛星打ち上げが...

当初予定よりは遅れましたが
今月打ち上げ成功とのこと。

人工衛星と聞くと大きなものを
想像しちゃうけど
今回のものは一辺が10cm。

宇宙開発に木を使うのは
これからの取り組みではあるけど

電波を通すので通信機器を
中にしまっておけるとか

役割終了後の
大気圏突入で木部は燃え尽きるので
スペースデブリが減る
などのメリットもあるようです。

そうやっていろんなことに
使える木

ちゃんと建築にも使っていかないと
人工衛星に買い負けて
住宅に使えない…なんてことには
ならないだろうけど

きちんと木造建築を作ることで
山のサイクルを回していきたいですね。

戸建て住宅は9割ぐらいが木造で
マンションなども含めると
6割弱ぐらい(戸数ベースで)。

これからは規模の大きい
集合住宅も木造が増えていくでしょう。

そして視野に入れておきたいのが
非住宅木造です。

と言っても超高層ビルを建てる
みたいな工務店の規模では
難しいものではなく
中規模の木造建築。

前職でだいぶお世話になった
MOON設計の村田直子さんが
WOOD HUBさんが開発した

中規模木造の構造システムの
オンライン説明会を開催されます。

非住宅中規模木造建築物対応のトラスラーメンフレーム
・プレ設計
・vs S造
・一般流通材と既成接合金物
・プレカット工場
・ワンストップ対応 等々
面白い仕掛けを盛り込んだシステムです。

とのこと。

日時は11月14日(木) 18時〜19時

(僕も遅刻するかもだけど参加します)
村田さんのことをご存知の方は
直接ご連絡ください。

連絡先わかんない、という方は
お繋ぎしますので僕に連絡くださいね。