昨日は滅多に雪が降らない
浜松市平野部でも
まあまあ雪が降ってきて
うわぁ〜積もるかな!
(大雪で大変なことになっている
地域もある中
お気楽ですみませんが)
なんて浮かれていましたが
たちまち晴天に。
とはいえまだまだ空気は冷たいですね。
雪が積もる日本海側と違い
太平洋側平野部は
冬にはとても乾燥します。
そんなわけで
加湿器を使っていて
以前もシンプルなものがいい
なんて話を書きました。
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この加湿器はボネコの気化式加湿器
W220というもので
スペック上は6Lのタンクに
1時間あたりの加湿量は400ml
うちには2台これがありますが
我が家の環境で最大風量で運転すると
大体24時間前後で水タンクが空になります。
つまり24時間で6Lの加湿。
ってことは、一時間あたり250mlの加湿量で
全然カタログスペックには
達していないように見えます。
日本で売られている加湿器の加湿量は
日本電機工業会規格「JEM1426」で
定められた条件での目安です。
(ボネコがこの条件で測っているか
わかりません)
このJEM1426の条件は
室温20℃、相対湿度30%時に
放出できる水分量です。
気化式加湿器というのは
言ってみれば
濡れた洗濯物に扇風機を当てて
蒸発させて空気を湿らせる
みたいなもんです。
洗濯だって乾きやすい時と
乾きにくい時がありますよね。
乾きやすい時は、相対湿度が低い時。
(カラカラ)
乾きにくいのは、相対湿度が高い時。
(ジメジメ)
つまり、気化式加湿器は
その能力
(加湿用フィルターの面積とファンの風量)
に関わらず
空気が乾いていればたくさん加湿し
空気が湿っていればそこそこしか
加湿しません。
相対湿度に関わらず
とにかくもっと加湿したい
という場合には
スチーム式加湿器
(沸騰したやかんみたいなもん
お湯を沸かすエネルギーが必要)
や
超音波式加湿器
(直接水をばら撒く
水が汚くてもそのままばら撒く
と言う意味で霧吹きみたいなもん)
家電屋には売ってないけど
パナソニックが出していて
一条工務店も採用している
遠心破砕方式
(これも言ってみれば
霧吹きみたいなもんか)
と色々あります。
これらは、気化を利用したものと違い
相対湿度に関わらず
空気中に水分を撒く仕組みなので
より一層加湿する力がある
わけですが
僕はランニングコストと
メンテナンス性
(というか清潔かどうか)の
観点から
自分で使うなら絶対に気化式
それも空気経路を全部
お掃除しやすいものに限る
と思っています。
うちのボネコもフィルターは
こんな風にガバッと取れて掃除可能
ファンもこんな感じで
アクセスが容易です。
水(や空気)の経路がメンテナンスできない
加湿器って嫌〜んな感じだけど
みなさんはどうしてるんですかね〜
さて、先ほど
400ml/hのカタログスペックに対し
250ml/h(24時間平均)しか
加湿してないぜ〜って書きましたけど
この能力をできるだけ発揮させるのって
どうしたらいいと思いますか?
答えは簡単
室温を上げればいいんです。
(うちの室温が低いってことだね)
気化式の性質上
相対湿度が上がりにくいですが
空気温度が上がれば
飽和水蒸気量が増えて
加湿が捗るわけです。
暖房すると乾燥する
というのは
ほんの一部しか見ていない話で
外気との応答がなければ
暖房で絶対湿度は変わりません。
(理論上は、ね。
実際は換気やら建材の吸湿やら
人間生活の影響も受けます)
というわけで
気化式加湿器では
相対湿度はあまり上がりませんが
空気温度が上がれば
加湿量が(能力の限界に応じて)増えて
絶対湿度は上がる
(室内の水分量が増える)
ランニングコストの低い
気化式加湿器でも
適正な湿度に保ちやすくなる
というわけで、やっぱり
暖かい家を作れば
湿度も身体に優しい環境に
コントロールしやすい
ってことですね。
家づくりでは
空気温度は結構話題になりますが
加湿器はお客さん任せ
ということが多いようですし
湿度の話は温度より難しい
と思っている人が多いですが
湿度と温度はセットで理解しないと
危ないぜ〜!
さて、おすすめ加湿器のボネコW220
アプリで消耗品の交換時期や
フィルター掃除のタイミングを
教えてくれる、と言うことになってるんだけど
お手入れしても
期日をリセットする方法がない…
というクソ間抜け仕様ですが
本体はまあまあオススメです。