「家づくりの流れ」で差別化できるか

「家づくりの流れ」というコンテンツで他社との差別化ができるか…?


先日、自動車の点検に
行ってきたときのお話

先方の提案する見積もり項目が
ズラ〜っと並んでいる中から

「これは要らない、これは要る」

なんてやっていたら
お店の方は
それを見積書に手書きで書き入れ
電卓で金額を計算しはじめました。

間違えそうだな〜と思いながら
車を預けて外に出ていたら
「金額間違えてました! すみません!」
と電話あり…

見積書を出すシステムが
すぐそばにあるんだから
直して出せばいいのにね…

なんて思いましたが
自動車屋さんでの商談って何十年も前から
ずーっとこの流れな気がするなあ…
先進的なところは違うのかなあ…

家づくりも、ネットで販売、なんて話も
結構前からありながら
注文住宅はそういうわけにもいかず
昔から同じような流れです。

(あくまで集客後のお話。集客までの流れは変わってますね)

家づくりの流れという
コンテンツが掲載されている
工務店webサイトもよく見受けます。

はじめて家を建てる人も多いから
不安を取り除くためにも必要
という面もあるでしょうけれど

前々から
これホントに要るのかな…
という疑問がありました。

ご相談→プラン→契約→着工

ということだけだったら
どこだって一緒だし
別に書かなくてもいいんじゃない?

実際のところ、この
「家づくりの流れ」は
どの段階からお金をもらうか
説明のために出しているような
ケースもよくありますし
それはそれで重要なことですが

お客さんにとっては
そのことは他と比べる決定的な要素には
なりがたいのではないでしょうか。

裏を返せば
他と比べる要素があるなら、すなわち
自分のところの強みを反映できるなら
大いに書いた方がいい!

これまでお付き合いしてきた
工務店さんの中には
いろいろなケースがありましたが

例えば着工前の相談も
着工後の変更も何回でも喜んでやります!
というところがありました。

うわ〜大変だなあ〜と思いましたが
通常なら時間・手間をかけたくないところを
徹底してやる、というのは

いつでも止まるし引き返すこともできる、という
お客さんにとってみたら
不安を取り除いてくれる大きな材料にもなる
強みの一つでもあるわけです。

必ず木材を見に行くとか
初回から営業担当ではなく
設計者が話を聞くとか
そういうこともうまく入れてられると
とても良いですね。

そもそも大体この「流れ」は
引き渡しまでしか書かれていないことが多く
「あとは末長いお付き合いを」
みたいなことで
終わってしまうことが多いですが

新築を作って引き渡し
はい次、はい次! とは
いかなくなってきている世の中ですから

末長いお付き合いの方を
差別化できるように
み〜っちり書いてみたらいいかもね!