白と黒

白と黒なら、白は熱を反射し、黒は熱を吸収する。ということよりも、見た目が大切かなあ、やっぱり。


外は寒くても陽が入ると暖かい、というのは猫様はよくご存知でいらっしゃいます。

我が家の神猫はちこ
もうだいぶお年なので、寝てばかりです。
日向で寝ていると気持ちよさそうです。

あったかそうだな〜、むしろ暑くないかな?

色による表面温度の違い

表面温度、50℃超えてるぞ…

サーモカメラの画像と、このブログの本文をGeminiに投げたら、こんな画像を作ってくれました。
(文字の指示とか一切せずに、画像を二つ渡しただけ。すごいなあ…)

陰になっている部分もあるのですが、それ以上に温度差がついているのが「色」

白い部分と黒い部分で、だいぶ温度が違います。

建築の場合はどうなのか?

黒は日射吸収率が高く反射率が低い。
白は反対に吸収率が低く反射率が高い。

同じ材料の場合は、黒の方が確実に表面温度が上がります。

じゃあ、黒い外壁にしたらあったかい家になるのでは、と思う人もいるかもしれません。

通気層もなければ断熱材もない、そんな家だったら冬の日中、陽が出ていれば、室温が上がる可能性もあるかもしれませんが、そもそもベースの室温が低いだろうし、夜は言うまでもありませんね。

これから建てられる家(ちゃんと断熱されている家)の場合は、黒い外壁のおかげで暖かくなる、ということは期待できないですね。

では反対に夏はどうか? 夏も同様に通気と断熱によって遮断されます…と言いたいところですが、熱は高い方から低い方に流れるので、夏の場合は外から中へ入ってこようとします。

通気層から熱を逃し、断熱材で室内への到達を遅らせるわけですが、完全に遮断することはできないので、熱は室内に到達します。この時、白か黒かで表面温度が違えば、内部に達する温度にも(計算上は)違いが出ます(定常計算なら割と簡単に算出できます)。

まあ、測ればわかるけど暮らしていてもわからない(特に冷房しちゃっていれば)レベルでしょうけど…

そんな程度だから、外壁の色は白でも黒でも、今時の家なら室内環境にそんなに影響はない、と言って良さそうです。

建物の色で大事なことはエネルギーではない

そんなこと(!)よりも、窓の位置、大きさ、軒の出などをきちんと考える、というほうが、室内環境にとってはずっと大切ですよね。

だから外壁の色は、エネルギーの観点じゃなくて、その家が「どんな顔で街に建ちたいか」で決めればいい。
(極端な反射とかは近所迷惑ですけどね)

まあ、変テコなサイディングの家は増えない方が嬉しいけどな…(個人の感想です!)