丙午が怖かった時代と、今は別の怖いもの

60年に一度の丙午・かつて出生率を動かした迷信の話より、もっと危ないものが身近にあるよなあ…


新年っぽいことも書いてみるか…

今年は60年に一度の「丙午」

「丙午生まれの女性は夫を破滅させる」みたいな迷信を信じた人が結構いたのか、前回1966年は出生率がガクッと下がり、当時は迷信を信じる人も多かったんだな〜と改めて思います。

知人の丙午生まれの女性によれば、学校のクラスも他の学年より少なかったというし、まあ、色々大変なこともあったみたいですが、今でもそんなの気にする人、いるのかな?

前年、1966年の合計特殊出生率は2.14。1966年のは1.58で前年より24%減り、翌1967年は反動で増えて2.23(これが、1966年以降で最も高い合計特殊出生率)

2024年は1.15で、2025年も仮に同じぐらいだとしても、24%減ったら、0.74

これらの数字は「率」であって、人口自体が減っているので、仮に出生率が同じでも、生まれてくる赤ちゃんは少なくなっているわけですから、むべなるかな…

もし新生児が激減したら、マタニティ・ベビー業界とか、産婦人科なんかは影響大きいだろうな、と思いますが、住宅業界も他人事ではありません。

妊娠・出産・入園・入学は、いつも家づくりのきっかけの上位の出来事です。
親の年齢に関わらず、子どもの年齢で住宅取得のタイミングが左右される、というのが結構多いわけですね。

妊娠・出産がもし減るとすれば、さすがに昨年から影響が出始めているでしょうけど、昨年は価格高騰を含めて業界が全体的に低調だったこともあり、丙午の影響がどこまであったかはわかりません。

数年後、入園・入学などのタイミングで、影響出ないといいな…

なんて書きましたが、60年前のようにどしどし子どもが生まれる時代でもないし、迷信に振り回される時代でもないだろうから、そこまで出生率は減少しないかな…

と思う反面、今は、迷信よりもタチが悪い、SNSなどがあるからなあ…

丙午の迷信が笑い話になるくらいには、人間は進歩したのかもしれませんが、SNSの情報など、判断を他人に預ける癖だけは、あまり変わっていない気もします。

一方で、集客の入り口もSNSだったりするから、ほんと、功罪あるよなあ…

だからこそ、「こうしなきゃダメです」「これが正解です」と結論だけを押し付けるのではなく、材料を並べて、数字を見せて、経験を伝えて、一緒に考える側でありたい。

干支でも、SNSの声でもなく、その家族の暮らしと、予算と、時間軸とか。

判断はお客さん自身がする。
その判断ができるところまで、横でうるさく付き合う。

そんな工務店が一社ぐらいあってもいいし、そんな工務店の横で、めんどくさいことを言う奴も、一人ぐらいいてもバチは当たらないでしょう。