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兼
週末料理愛好家の佐塚です。
以前「ビルトインか据え置きか」ということを書きました。
僕自身はキッチン周りのものは
できるだけ据え置きがいい
と思っています。
でも、そう思い出したのは最近なので
二十数年前に自分の家を建てたときは
あれこれビルトインされていました。
新築時から使っている
サンウエーブ(当時)のガスコンロです。
キッチン天板とほぼフラットで
全面に鍋置きがあるので
多数同時調理時に
重い鍋を横に避けたり
できて気に入っています。
ところが、気づけばバーナーキャップが
ひん曲がっているではないですか。
経年劣化といえばそれまでですが
吹きこぼれを都度きれいにしておけば
こんなことはなかったのかなと反省。
じゃあバーナーキャップを交換しよう。
と思ったら。
サンウエーブはLIXILに吸収されて
ブランドは存続していますが
ガスコンロからは完全に撤退しています。
メーカーに聞いてみましたが
もう部品はありません、というお返事。
20年以上前のものなので
流通在庫も全く見当たりません。
バーナーキャップ一つダメになっただけで
全交換かよ!
交換なら交換で問題があります。
このコンロ、750mm幅という特殊サイズ。
普通は600mm幅なので
交換も一筋縄ではいきません。
さらに、レンジフードが連動が
コンロとの有線接続で
スイッチはコンロ側にしかない。
レンジフードだけ使い続けるために
リモコンが用意されているみたいだけど
それもえらく高い。
「変な規格のモノを選んでしまった」
「メーカーが撤退してしまった」
という二つの原因で
かわいそうな状態になっています。
「変な規格」に対しての教訓は
「一般的な規格を選ぶ」か
「ビルトインをやめてガステーブルにする」
「メーカーが撤退」は…
なかなか対処しようがないけれど
消耗品はストックしておくとか。
今からガステーブルにすると
コンロの高さが合わないし
ビルトインにするしかないかなあ。
仕事柄いろいろな家を見せていただいています。
素敵なキッチンにことごとく入っているのがコレ。
ノーリツの+do。
全面鋳物ごとくと高火力。
去年、16年ぶりにモデルチェンジしましたが
基本部分は変わらず
長いこと作られている製品です。
次はこれにしたら長く使えるだろうなー。
(強火が壁側になっちゃうけど)
一方で、いろいろな家の中には
特殊な寸法・形状のコンロを見ることもあります。
一見かっこいいけれど
壊れたらどうするのかなあと気になります。
住まい手さんは新築時には
そこまで気が回らないかもしれません。
ガスコンロに限らず、あらゆるものが
壊れたらどう対処できるかということに
作り手側は十分配慮してほしい。
以上!