ARM版Windowsはとてもいいけど注意点もある

SurfacePRO

Microsoftが発表したAI搭載パソコンとでもいうべき、Copilot+PC。今のところ全てARM版Windowsを搭載しています。大抵のソフトウェアはそのまま動くんだけど、動かないものもあるよ、というお話。


今日は上から下まで
パソコンのお話です。

工務店の仕事と直接関係があるか
と言われると現時点では微妙ですが
すぐに関係あるよ、という時代に
なるんだろうなあ…という予感。

先日、マイクロソフトが
Copilot+PCという
ブランド? 規格? を発表しました。

copilot+PC
(画像は上記サイトから)

Copilotというのは
windows11にもすでに搭載されている
AIの名前ですが

今回はオンデバイス、つまり
手元の機器上でそのAIを動かそう
というもの。

これまでのCopilotやChatGPTなどは
基本的にサーバーへ問いを渡して
その答えが返ってくるのを待つ

つまりサーバーが混めば遅くなるし
情報は外部に送信してしまう
ことになる

これに対してオンデバイス処理なら
そういう心配は無用

とはいえ、単に手元で対話型AIが動く
というのではなくて

windowsでやったことが全部
記録されている
ので(怖いね)

この前もらった見積書のファイル
どれだっけ?

とか

さっき描いた図面を
一週間前に描いた図面に
戻して!

みたいな質問で
該当の情報に辿り着ける
(のかな? 多分)

さて、そんなCopilot+のパソコンが
各メーカーから一斉に発表されています。

例えばSurface

Microsoft Surface の Copilot+ PC、ノート PC、2-in-1、コンピューター、オールインワン | Microsoft Surface
あらゆる働き方、遊び方、つながり方に対応するように作られた、Microsoft Surface の Copilot+ PC、ノート PC、2-in-1、コンピューターの詳細を見る。

SurfacePRO
(画像は上記サイトから)

なんかカッチョいいですね。
本体は20万円からで安い、と思ったけど
キーボードが別売りで8万円もする…

今回発表されたPCはみんな
ARM版Windowsを搭載しています。

ARMってなんぞや
という方が多いかもしれません。

これまでのインテルCoreシリーズや
AMDのRyzenとかとは
中身が全然違っていて

省電力で高性能、でも
本来はアプリケーションソフトも
そのままでは動きません。

でも高度なエミュレーションで
これまでのアプリケーションは
ARM版Windowsでも動くように
なっています。

ARM版Windows自体は
前からありました。

僕もMacの中の仮想マシンで
ARM版Windowsを使っています↓
(右側のウインドウに表示されているもの)

Mac on ARM版windows

僕が使った範囲では
今までこのARM版Windowsで
動作しなかったアプリケーションは
ありません。

が、注意点として
外部に接続する機器などの
デバイスドライバが対応していないことがある
のは
知っておいた方がいいです。

例えばデータロガー
「おんどとり」

おんどとり

データを取り込んだり
グラフを描いたりするための
専用アプリケーションは
ARM版Windowsでも動作しますが

デバイスドライバがないので
おんどとりを接続しても
認識しません。

結局、インテル版(普通の)の
Windowsも別で用意する必要が
ありました。

まあ、大抵は別のパソコンもあるだろうし
大きな問題ではないかもしれないけど

今んところ、夢のPCに見える
Copilot+PCにも
できないことがありますよ

という
面白くもなんともないお話でした。

でも、これでARM版Windowsが
普及したら、きっと
おんどとりのドライバも
対応してくれるんだろうなあ。

というわけで
皆さんはどしどしARM版Windowsを
購入して普及につとめてください(^^

なお、すでにChromeや
Office、Adobe Creative Cloudなんかは
ARMにネイティブ対応しているので
とてもスムーズに動くはず、です。

って書いてたら
マジで欲しくなってきたなあ。