月があったかくならないような家…?

コロナのロックダウン時に月の表面温度が下がっていたんだとか…やっぱり我々、熱を出しすぎなのでは


いや〜やっぱりあんまり
熱を出しちゃダメだな〜
と思いました。

熱を出しちゃダメ
といっても
人体が平熱を超えること
ではなくて

人類の活動によって
出てくる熱
のこと

なんてことを思ったのは
こんな記事を目にしたから

新型コロナのロックダウンの影響で月の表面温度が10℃も下がっていた! - 科学ニュースメディア!ナゾロジー
「新型コロナのロックダウンで月面温度が下がる」という驚きの現象が起きていたことが明らかになりました。 これはインド・物理学研究所(PRL)による最新報告で、2020年4〜5月の最もロックダウンが厳しかった期間に、月面の夜間温度が平均8〜10...

新型コロナのロックダウンの影響で
月の表面温度が10℃も下がっていた!

え、どういうこと?

リンク先の記事にもありますように
月には大気がないから
太陽の熱をもろに受けます。

昼間の表面温度は110℃まで
上がってしまうんだとか。

そして、同じく大気がないので
夜は熱を宇宙空間へどんどん放熱して
マイナス170℃程度まで冷えてしまう。

地球にもし大気がなかったら
同じような環境になってしまうわけなので

今更ながら
空気(大気)があるって
すごいこと
ですね〜。

地球に届く太陽エネルギーは
雲や大気中の塵などに反射されたりして
地表に届くのはおよそ半分です。

そして、その届いた太陽エネルギーと
同じぐらいの量が夜間に宇宙空間に
放熱され(放射冷却)

地球は大体同じぐらいの温度に
保たれている

というのが
自然のメカニズムですが

温室効果ガスが増えたり
人工排熱が増えたりで
地球の気温が上がっているわけです。

温室効果ガスで熱を逃がしにくく
なってはいるものの
それでも宇宙空間に放熱されているので
即座に110℃になったりはしないのですが

この放熱もそれなりの量がある
ということが
先の記事にある

月の表面温度が10℃下がった
という話

なんだかスケールが大きくて
信じ難いですが

コロナでロックダウンしていた時期に
僕らが出す排熱が減ったので
結果的に宇宙に放熱する量も減って
いつもより月の温度が下がった、と

地球の衛星とはいえ
よその天体にまで
影響を与えちゃうなんて

ちょっと我々、熱を出しすぎ
なんじゃないだろうか?
(夏だけじゃなく冬もね)

移動しても熱が出る
冷房も暖房も熱が出る
パソコン・スマホを使っても熱が出る

生成AIなんかは
サーバー負荷もすごくて
データセンターの排熱がすごいとか

結局僕らが生活していれば
どうしても熱は出るんだけど

それでも少しでも
排熱が少なくなるような家を
みなさんには作っていただきたいな〜

結局のところ
電気の消費量は
ほぼすべて熱につながるし

石油燃料を燃やせば
それもみんな熱

だから、熱を出さない家は
省エネルギーで
暮らせる家ってことに
なるんだろうけど

例えば半端な外皮性能で
全館空調を入れるとか

高断熱だけど
夏に日射遮蔽をせずに
冷房に頼りきるとか

そういうことをすると
かえってエネルギー消費が
増えることもあるので

きちんと勉強して理解して
本当に省エネルギーで
暮らせる家を作ってくださいね。

アレ?
ロックダウンしてても
家ではエネルギーを使っているから
やっぱり仕事でエネルギーを使うなってことか?