「サービス終了のお知らせ」の責任なんか取れない


昨日、いわゆる
「サービス終了のお知らせ」
が届きました。

いくつか使っていた中の
電子書籍サービスの一つ。

イオン系列の未来屋書店の
「mibon」がサービス終了
なんだそうで…

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地域をよくする工務店を
応援するネットワークの
佐塚です。

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僕は本を読むのが
三度の飯どころか酒より好きで
(信じてもらえないかもだけど)

シラフで読んだ後
酔っ払って読むと2度面白い
なんてのはどうでもいいですが

本が好きと言っても
「書物」というブツも好きだし
本に書いてあるコトが好きでもあります。

ただ、物理的スペースの問題なんかも
あるので、よほど気に入った「ブツ」
以外は電子版にチェンジしています。

これはmibonの本棚。

図鑑として使っていた
イメージだったけど
変な本もあるなあ。

最近は、ほぼkindle、koboの
二つだけでしか買っていないので
だいたい忘れていました。

ところが、黎明期にあちこちで
買い散らかしたやつがありました。
mibonもその一つ。

電子書籍というのは
印刷や流通はいらないので
安くできると思われがちです。

でも、それを置いておくサーバーを
維持し続けなければいけない。

そのコストが普段の売り上げで
まかなえなくなると
「サービス終了」になるわけです。

今回は、書籍のデータを
別のサービスに移管するという
救済阻止があるようですからマシですが。

最近、パナソニックからも
「サービス終了」の案内をもらいました。

301 Moved Permanently

Panasonic Smart App(パナソニックスマートアプリ)
がサービス終了だそうで。

昔、炊飯器にスマホをかざすと
なんかできる、という
サービスに登録した覚えがあります。

一回だけ使って「ふーん」と思い
その後、炊飯器は手放したので
別に構わないですけど。

もしかしたら、困る人もいるのかな…

自分自身のことではないですが
最近話題になったのは
スマートロックのサービス終了です。

こちらはqrioのトップページから。

スマホ、ネット経由で
家の鍵の開け閉めができる
スマートロック。

これがサービス終了して
騒ぎになりました。

家の鍵ってサービス終了
するのかよ、って。

「家の鍵ってサービス終了するんだ」 スマートロック「Qrio」対応に波紋...家電ライターはどう見たのか
「家の鍵が『サービス終了』って状況に理解がついていかない」――。スマートフォンで鍵の開閉を行うスマートロック製品「Qrio(キュリオ)SmartLock(Q-SL1)」のサービス終了が、SNSで波紋を広げている。「買い切り型商品のためサービ...

サブスク型でなく
製品の買い切り型で提供された
サービスだとコストが負担しきれないと。

住まい手が自分の責任で
導入したものだったら
サービス終了も住まい手の責任かもですが

この手のものは、今後
工務店も無関係ではいられないことが
増えてくるでしょう。

でも「サービス終了」の責任まで
取れないよ…というのが
正直なところですよね。

インターネットを経由して
どうたらこうたらというやつは
永続的ではない。

これは間違いないことなので
インターネットの先の誰かに
責任をなすりつけないで

自分たちが提供できる価値で
勝負するに限るよなと
自戒を込めて思う次第。