まだ見ぬお客の解像度を高めていこう

出雲に行ってきたよ〜と
書いた後に

出雲で住宅や非住宅を見てきた
出雲の藤原木材産業さんにお邪魔して、住宅や非住宅を見せてもらいました。

台風ネタで2日も
使ってしまったのですが

松江の松尾工務店さんに
行ってまいりました。

このまま建ててほしい、と言わせるのがモデルハウス
モデルハウスは時として客寄せのために絢爛豪華な非現実的仕様になることがあります。でもそうじゃなくて、これと同じものがほしい、そう言わせるのが役割じゃないかな〜。

こちらは前回お邪魔した時の写真

建築家・伊礼智さんの設計による
i-works5.0 松尾工務店モデルハウスです。

あえて分類すれば
いわゆる規格住宅の部類に
入るものですが

決して安くはないので
「規格住宅だから安いっしょ〜」
みたいな層に届いてしまっても
お互いあまり幸せではない。

だから
物事の良し悪しがわかって
その対価も当然必要だと
理解する層に届けなければいけない。

そんな風に
このモデルハウスを活かしながら
今後どうしていく

なんて話をしているのですが
細かいお話はまだ内緒。

想定した層に届ける
というのは意外と難しくて

広告宣伝が目的の層に
届かない…
とお嘆きの方は結構多い。

どうしてでしょう?

それは
目的の層の解像度が低いから。

解像度っていうと
画面の細かさ・粗さを
想像するでしょうけれど

架空の顧客像
(よく「ペルソナ」なんて
言葉が使われますが)

の解像度が低い、ってこと
ないですか?

求める顧客像は30代の家族です!
なんて具合に。

30代に届けたかったら
新聞オリコミをやっても
効果がない
ぐらいはすぐに想像できるだろうけれど

30代と一口に言っても
日本の30代人口は
1500万人近くいる。

例えば浜松市で見てみると
人口がだいたい78万人ぐらい
うち、30代は10万人ぐらい

それだけでは解像度が
あまりにも低い。

ネット広告などでは
地域、年代、趣味嗜好などを
ある程度絞って広告ができます。

浜松市の30代で
住まい・ガーデニングに
関心がある人

みたいなやつ。

でも、よその会社だって
同じような条件で
広告しますよね。

つまり、まだここでも
解像度が低い。

ターゲティング広告では
そこまで絞れないかもしれないけど

広告そのもの
あるいは広告の先にある
webサイトなどには

強烈なペルソナを
想定したものを用意
しないと

せっかく集めた人にも
なーんも響かない…
ということになっちゃいます。

解像度を高めていくために

なぜその人は家を建てたいのか
(これが強烈に大事だけど
建てたい人もわかってないことが多い)

新築戸建て以外の選択肢も
持っているのか
(中古リノベ、マンション、賃貸)

他の工務店・ハウスメーカーには
すでに行ったのか
(耳年増状態になっているのか
新鮮な状態なのか)

これだけでもまだ
ぼやけているので

過去のお客さんの像を
あてはめてみて

何が家づくりの目的だったのか
それはどう解決されたのか

そんなことを元に
発信していきたい。

ただかっこいいとか
断熱性能が高いとか

それは本当に相手が
求めていることでは
ないかもしれない。

素敵なレストランで
食事をしたい人の目的は

お腹が空いているから
とか
栄養が取りたいから
とか

ではないですよね?

でも工務店の発信は
レストランで言ったら
空腹を満たす
栄養が豊富

みたいなものが
多いんだよな!

ここんとこよく考えて
まだ見ぬお客さんの
解像度を上げていけば
発信するものが見えるはずです!