送ったeメールは
メールアドレスさえ間違えなければ
届くもんだと思っていませんか？
という書き出しでメールが届かない話を
下書きしてたんですが
それを見越したかのように
「メールが届かない」というご相談があり
そしてさらに追い討ちをかけるように
「僕からのメールが届いていない」
(しかも請求書)
というのが同じ日に起こるという…
「メールが届かないね」と君が言ったから
今日はメール記念日…
とか言ってもなんだかわかりませんね
僕もそのぐらい訳わからなくなっています。
結論から行くと
前者のケースはおそらくまあまあ稀で
特定のプロバイダ宛のメールだけが
届かないというケース。
エラー内容から
「特定のサーバーからのメールを
無条件で弾いてしまう」
という設定になっているようで
利用者レベルの設定ではどうにもならず
サーバー会社のサポート依頼中。
後者は結局迷惑メールフォルダに入ってた
ということだったのですが
迷惑メールに入るか否かはなかなか条件が複雑です。
Gメールなどのように
サーバー側の機能で迷惑メール振分を
するケースもあれば
サーバーにはそういう機能がなく
メールソフトの機能で迷惑メール判定を
する場合もあります。
今回は、どちらのケースも
普段からやりとりしている相手で
他の連絡手段もあったので良いのですが
もし、お客様からの問い合わせなど
ファーストコンタクトの段階で
メールが届かない、とか
迷惑メールになってしまうと
困りますよね。
迷惑メールにできるだけならないようには
メールサーバーで
SPF
DKIM
というものを設定しておくことと
それに加えてDMARCという設定も
あるとより安心です。
それぞれの機能の詳細説明は
みなさん興味ないだろうから
すげー端折っていうと
SPFは
「このサーバーから送ったメールは
ウチが送ったやつですよ」というリスト
DKIMは
改ざん防止のハンコみたいなもの
DMARCは、そのリストやハンコが
おかしいやつがいた場合に
どうするかの指示
割と多くの人が使っている
エックスサーバーの場合
SPFとDKIMは標準で設定されている
ことが多いようです
(契約時期などによって違うかもですが)
一方、DMARCは設定されていないようです。
僕から送るメールは
これらの全部を設定してあり
DMARCの結果レポートもくるのですが
今回の迷惑メール判定は
この辺の設定とは関係なく
送信先のメールソフトで
振り分けられてしまったみたい。
というわけで
当初は
どうもメールが届いてないかも…
という方は
メールの設定してくれた人に
「SPF、DKIM、DMARCの設定をちゃんとして」
とお願いしてみてください。この辺の設定をちゃんとやったら
メルマガなどの配信が逆にできなくなったり
なんてことも起こるので要注意
というブログを書いていたのを
全部書き直しました。
(これはこれで、ちゃんとやっておくべきですよ)
eメールは単純だけど
奥が深いなあ…
SNS系のメッセージの方が
手軽ではありますが
特定のサービスに依存しないとか
自動的に転送するとか
eメールにもまだまだいいところが
たくさんありますね。
