小さい家と中古住宅の政策的後押し

中古住宅や小さな家の住宅ローン減税などが進められる見通し…これらが政策的に後押しされるんだから、目を向けていこう!


来年度の税制改正では
中古住宅や、小さな家の
住宅ローン減税が拡充される
見込み
とされています。

僕は、これを良い流れだと捉えています。

住宅価格の高騰に対しての
有効な手立ての一つが中古リノベであり
もう一つが小さな家であるからです。

そして、どちらも中堅・大手が
あまり得意としていないところ。
(中古流通はのぞいて)

そして何より、補助金と違って
単年度でもなければ
早い者勝ちでもない。

昨日取り上げた
こどもエコ、じゃねえや
グリーンなんとか、でもねえや
みらいエコなんたらは
きっとまた年度途中で予算終了
補正予算でアレコレ…

そういう飢餓感を煽るというか
工務店も「補助金があります」と
声高に発信する傾向もありますね。

行動経済学的視点で見れば
減税(払う金が減る)より
補助金(金がもらえる)の方が
全然嬉しいんですよね。

見えにくい得と
明確なゲインのある得

例えば、道で1万円拾った!

まあ、ネコババしちゃダメなんですが
仮にそれが自分のものになるなら
嬉しい、ちょっと贅沢しようかな
そんな気分になったりします。

一方で、落としかけた1万円を
ギリギリ拾った、という場合

あぶね〜、という安堵感はありますが
嬉しいとは違いますね。
そんなにプラス方向の気持ちにはならないのでは。

ですから、家を勧める立場であれば
「もらえる」の方を言いたいのは
よくわかります。

もらえる方が、行動変容が起きやすい。

でも、減税は感情に響きにくいけど
制度としては強力かつ安定してますよね。

何が言いたいかというと
みらいエコなんたら、みたいな補助金も
みんな減税にすればいいってこと。

現金一括で買う人は
減税というメリットは得られなくても
金利リスクゼロ、という形で損をしてないんだから
許していただくとして…

と、遠吠えしてても仕方ないですが
冒頭に戻って

中古住宅と、より小さな家も
政策的後押しがいよいよ強まる

ということを
もっとリアルに捉えていかないと
いけませんね!

みんな新築のデカい家、好きだからな〜