Googleのスマホ、Pixel11シリーズが発表になりました。
予約は8月12日から、発売は8月20日。
Pixel好きの僕としては、どうしようかな〜。
(温度計がなくなっちゃったんだよな〜、みんな使ってなかったのね)
今回も期間限定の特典がにぎやかです。
Pro/Pro XLだと下取り額が全機種一律2万円以上増額、対象機種の下取りとストアポイントを合わせれば実質最大13万7千円お得、なんて謳い文句も出ています。
さらに僕が使っているPixel9ProXLの下取り額が妙に増額されています。
9月4日までの期間限定だそうです。
今どきって、出た時が一番安いんだよな〜
昔のスマホは、型落ちになるほど安くなっていくものでした。
発売直後に飛びついた人が一番高い値段を払わされて、待てる人が得をする。
型落ち待ち、なんて言葉があったぐらいです。
でも今は逆で。発売記念キャンペーンで下取りやポイントをドカンと乗せてくるから、発売直後に飛びついた方がお得、という構造です。買い替える気があるなら、待つ理由がない。
型落ちスマホも値上がりするような時代だし。
いつのまにか、待つ人が損をする売り方に変わったんだなあ。
(僕もこの手の「実質○○円」に踊らされて、注文をぐちゃぐちゃにしたことがありますが、それはまた別の話)
さて、家はどうだろう。
家も「今は高いから、少し待とう」という声を、たまに聞きます。
でも、家の場合、待って安くなった、という話をほとんど聞きません。
統計を見ても、ここ十数年、住宅価格はほぼ右肩上がりです。
円安も資材高も簡単には戻らないし、金利も上がる話ばかりで、下がる話はあまり聞きません。
(局所的に建売が値下げされたり、というのはありますが)
スマホは、売り手が「今が一番安い」という設計を意図的に作った。
家は誰かが意図したわけではないけれど、結果として同じように「今が一番安い」状態になっている。
似ているようで、全然違う話です。
スマホの方は、待たない理由をメーカーが用意してくれる。
家の方は、待たない理由を、自分で見つけないといけない。
高額下取りとか、できませんもんね〜。
住宅は、そのライフサイクルの長さ故に、他の事例が当てはまりにくい、特殊な買い物になっています。
それなのに、投機やら戦争やらに巻き込まれて、ますます買いにくくなっている。
だから、Googleと同じ土俵で「お得」を作るのは無理があります。
でも、「今動かない理由」を消すことなら、できるかもしれません。
Pixelの「実質13万円お得」って、中身は下取りとポイントの足し算でしかないけど、伝えていることはシンプルです。
先延ばしにすると損ですよ、というタイミングの話。
工務店にとっての「タイミングの話」って、なんだろう。
「この資材、今の価格で確保できるのは今月まで」とか、「この金利で組めるのは、今の審査基準のうちだけ」とか? 「家賃も上がっていますよね」とか?
うーん、ちょっと煽っている感じがあるなあ。
お客さんは、待てば安くなると思って待っているけれど、本当は、待つ理由も、待たない理由も、ちゃんと見えていないだけかもしれません。
Googleがやっているのは、結局「今、得すると思わせる」方法です。
中身は下取りとポイントの足し算だから、冷静に見れば煽り文句とそんなに変わらない。
工務店がそれを真似して「今が買い時です」って言い出したら、たぶん逆効果です。
売り手が言えば言うほど、疑わしくなっちゃう。
だとしたら、できることは意外と地味で、煽らずに、今の金利、今の坪単価、去年との差を、淡々と数字で見せる。それだけかもしれません。
決めるのはお客さんで、工務店にできるのは、判断材料を隠さず並べておくことぐらい。
まあ、そもそも金額出してないところがほとんどだし、その出し方も、まちまちだからなあ…


