テレビを見ないものだから
ラジオとかpodcastとか
音声メディアばっかり聴いています。
今週14日のTBSラジオ
『アフター6ジャンクション2』で
インティマシーコーディネーターって今どうなってますか?
という特集がありました。
↓ラジオ番組のYoutubeチャンネル
インティマシー(intimacy)は
日本語にすると
密接な関係。親密。親交。昵懇
のようなこと。
インティマシーコーディネーター
というのは
映画やドラマで性的なシーンの撮影時に
スタッフと俳優の間に立って
安全、安心、円滑に進めるお仕事
最近話題になった同じくTBSのドラマ
『不適切にもほどがある!』にも
登場しましたが…
このドラマで描かれた
インティマシーコーディネーター像は
かなり雑に描かれているみたいで
(正しいところは名前以外にない、ぐらいだとか)
この手の話を
話題にすることの難しさを
改めて感じました。
僕自身の仕事では
あまり性的な話が
直接出てくることはないのですが
住宅の設計
というシーンでは避けて通りづらい
ことのはず、です、本来は。
本来は、といちいち書いたのは
やはりみなさん、そこには触れづらいようで
この手の話は全然明文化されていない。
住宅取得者層のメインは
小さな子どもを持つ30代の夫婦
この人たちは果たして
新しく建てた家ではもうシないのか
それとも新しい家でさらスるのか
でも、そんなこと聞きませんよね。
聞かれても正直に言ってくれるか
わかりませんし。
宮脇壇さんの著書
『男と女の家』には
そんな話が結構あったりして…
セックスと向き合っての設計なる
項目まであります。
当時のセントラル暖冷房では
ドアに空気を動かすスリットを開け
空気を回していたけれど
夫婦の寝室だけはそんなスリットから
音が出てしまうからイヤん、みたいな話とか
終わった後で下着をつけ直したりするのを
みるのは興醒めで嫌だから
ウォークインクローゼットを作って
そこで下着をつけるとか
ダブルベッドならそばに寝ていると
そのままスルッとはじまるけど
離れて寝ていると
行為の前にいちいち
「今晩しますか」みたいな
会話が必要になるから
やっぱりセックスのためのベッドは
ダブルベッドだ、とか
宮脇さんは
こういうことは誰もいわないのですが、それをしないと、実はあの家何となく住みにくいと感じられる可能性がいっぱいあるわけです。
と述べています。
四半世紀前の本なので
どのぐらい現代と住宅での性が
変化しているかわかりません。
夫婦別寝室、セックスレスとかは
おそらく当時より
ずっと増えていることでしょう。
それぞれの家庭の問題、まさに
インシマティなことなので
工務店がズカズカ
踏み込みづらい問題ではありますが
いざ、シようと思った時に
ヤりづらいようなプランは作らない!
どんな風にしたらいいかは…
それぞれの経験をもとに
頑張って考えましょう!