本日は
四国から紀伊半島あたりで
大雨の予報
JR和歌山線も
計画運休とのこと
今日の午後に
和歌山を離れる予定だけど
果たして僕は帰れるのかな…?
さて、今回は那智勝浦の
瀧岡木材さんを訪問したお話。
和歌山は面積における
森林率が76%、人工林だと61%
という森林県です。
西端の和歌山市から
海沿いに東側の那智勝浦を目指し
山の中を抜けて帰ってくる
そんなルートでした。
移動距離が長いから
休憩も適宜とります
(運転は和秋建設・前田社長がしてくれているので
僕は座って好き勝手なこと言っているだけですが)
↑あくまで休憩中
↑もちろん休憩中
弘法大師が橋を架けかけたという
橋杭岩
一体どうなってるんだろう?
↑ゴミ箱チェックも欠かさずに
生魚禁止ってはじめて見た。
右のrustyなゴミ箱もいい感じ。
と、何回かの休憩をはさんで
やってきました、那智勝浦の
瀧岡木材さん
自然乾燥の紀州熊野材を
専門に扱っています。
社長の瀧岡俊太さんは
(写真を撮っていない! 痛恨!)
自然乾燥の紀州材で
喜んでもらえるように
並々ならぬ熱意を持っていて
紀州材ならなんでもいい
というわけではなく
自然乾燥に適した材を
選んで調達してくるお話などを
聞かせていただきました。
自然乾燥は
木材利用の元々の形であり
乾燥に莫大な燃料を使わず
色や香りを損ねない
一方で乾燥に時間がかかるし
乾燥具合にムラが出てしまうことも
あります。
そのムラを、自然乾燥の
延長線上でどう解消できるか
自然乾燥材の良さを持ったまま
どこまで出荷サイクルを短くできるのか
そんな課題への解の一つが
今回取り組んでいる
太陽熱利用による木材乾燥庫
和秋建設さんの施工で
先日着工し
まもなく上棟を迎える予定です。
ちょうど1年前に
この取り組みのことを
書きました。
詳しいことは上の記事に譲るとして
木材の生産は大規模化が進んでいます。
進んだ、というよりは
小規模なところは後継者不足や
資金面で事業が継続できなくなって
退場を余儀なくされ
残ったところが
工業化を進めている。
(もちろん、それは
残ったところの経営努力の賜物です)
でも、小さなところでは
高額な高温乾燥炉を入れて
グレーディングマシンを導入して
高価格になってしまうJAS材を生産
ということは難しいわけです。
やってやれないことは
ないかもしれませんが
それは大手の劣化コピーに
なりかねなくて
むしろ
小さなところほど
信念に基づいた純度が高められる
そんなことを
瀧岡さん、前田さんとお話する中で
強く思いました。
↑瀧つながり? で
世界遺産・那智の滝に立ち寄って…
(あ、これは光るものを観る、観光だ!)
地域のポテンシャルとか
生産地と消費地のバランスだとか
そんなことを
たくさん考えた一日でした。
僕自身は自分の地元のための
仕事は十分にできていませんけど
地元のために頑張るみなさんを通じて
いろんな地元に
貢献して行けたらいいな!
というわけで
地元・和歌山のお酒、車坂!
おあとがよろしくないようで…