築1年半ほどの
掛川市のショッピングセンターで
沈下が起き
震度5でも危険として
店舗が閉鎖されるという
ビックリなことが起こりました。
近隣には住宅街もあわせて
開発されていて
近くにスーパーマーケットがある
ということでそこに住んだ人は
ショックですね〜
当のスーパー当事者や
デベロッパー、そして
施工者(大和ハウス)は
それどころじゃないだろうけど…
杭が支持層に届いていなかった
というビックリ状態。
72本の杭のうち
少なくとも5本が
2〜8m届いていないと
(しかも報道時点で
調査した杭は9本
9本中5本がアウト…)
どんな土地かな〜と
地理院地図を見てみると
同一の開発区域内に
後背低地や扇状地が混ざっていて
今回の建物があったのは
地盤が緩いとされる後背低地。
まさか扇状地の方と
地盤データを取り違えたとか
そんなこともないだろうし
そもそも杭工事の時に
支持層に到達したかを
確認するはずなので
なんでこんなことになってんのか
さっぱりわからない
いくらなんでも
こんな手抜きはしないだろうから
現場でのチェックを
怠った、ということなのかなあ?
工務店のみなさんの
広報・宣伝活動では
施工をちゃんとやっています
というアピールは
決して多くありません。
多分、そんなのは当たり前と
作り手として思っているし
住まい手側も
普通に作ってくれるはず
と思っていることでしょう。
実際のところは
(身近なところかどうかは別として)
びっくりするような現場は
存在してしまうわけですが…
こういうミスをなくすために
チェックリストなどが
存在しているのですが
ミスが起こる現場では
チェックリストがあったとしても
確認もせずにチェックする
そんなことが
起こっているのかもしれません。
だからと言って
うちはチェックリストを
真面目にチェックしています!
なんて声高にいうのは
スマートじゃないしなあ…
やっぱり日常的に
現場で気をつけていることなどを
発信し続ける
これがいい!
完成写真にしか興味を持たない
住まい手さんも多いけど
建築中の様子を見せられる
ということは
現場をしっかりやっています
ということの裏返しでもあるので
工務店の皆さんは
例え住まい手の反応が鈍かろうが
現場の話をどんどん出したらいいと
思う次第です。