波平世代は次の準備を

体調を崩したタイミングで磯野波平に追いついてしまった…ので、後継者問題とかについて少しだけ


体調を崩したタイミングで
歳を一つ重ねてしまいました。

と書くと誕生日おめでとう〜
とか言ってくれる人がいますが
今日は誕生日ではありません。

法律上は誕生日の前日に
歳をとるそうなんですね。

本日で54歳。

54歳というと…

レジェンド・磯野波平と
同い年。

僕もだいぶ歳をとったと
思いますが

流石に波平さんには
色々と及びません。

今となっては『サザエさん』が
いつの時代の話なのかも
よくわかりませんが

(パソコンや携帯電話も
存在するらしい)

54歳でアレはないだろう…
と思うのですが

『サザエさん』が最初に
新聞連載が始まった1949年ごろは
男性平均年齢が60歳に満たないぐらい
というではありませんか。

平均余命6年余りの身で
まだ小学生の子が二人いるなんて
彼の苦悩を思うと胸が張り裂けそう…

なんてことはありませんが

工務店の社長業の平均年齢は
60歳ぐらいという統計があるようです。
54歳というと平均よりまだちょっと若めです。

体力は落ちてきますが
経験や人脈は積み重なっていて
まさに社長向け年代だ…
と言いたいところですが

気にしておきたいことが2つ。

一つは
住まい手さんとはどんどん
年代が離れていくこと

多くの住まい手が30代
場合によっては20代という
構造になってきた中

54以上というと
お父さんの年齢です。

ボーッとしていたら
価値観が共通だと
思ってもらえないかも…

もう一つは
社長が社長として
力をつければつけるほど

社長が退いた後に
会社に力が残っていない

ということになりがちなこと。

いわゆる後継者不足倒産の多くは
社長の病気・死亡で起こっています。

会社の受注形態が
社長のマンパワーになっていると
そういうことになりかねません。

波平さんは
娘婿という形で
マスオさんを迎えています。
(幼きカツオやワカメの面倒を
見てもらいたい、という気持ちがあるのか…?)

とはいえ
娘や息子が誰と結婚しようが
そして家業を継いでくれるかも
当人の意思が大事です。

身内なり従業員なりから
後継者候補を迎えたとしても
スムーズに受け継いでいくのには
時間もかかります。

波平世代の社長は
まだ具体的に引退の絵は
描けないでしょうけれど

ぼちぼち後継者の見込みも
考えておかないとですね。