(ブログの上では)まだ、長野におります。
長野駅から少し南に向かうと
途中、川中島駅を通過
川中島って
上杉と武田が何度も戦ったという
有名な場所ですよね。
上杉も武田も、戦国大名としては
後世で屈指の評価を受けています。
僕が住む浜松では
武田が後の天下人・徳川家康を破った逸話が
あちこちに残っています。
上杉謙信は「軍神」などと言われ
類稀な戦闘力を誇ったんだとか…
敵に塩を送る
なんて言葉も、この両者の関係から
生まれたんですよね。
ライバル関係とはいえそれぞれを尊重し
自らの矜持を大事にしていたんだろうな〜
とか考えているうちにやってきたのは
長野市篠ノ井のダイコクさん
田中敏溥さん+木下治仁さんの設計による
事務所兼モデルが実に端正です。
↓は前職時代に
イベントで訪問させてもらった時の写真
奥の住宅と手前の社屋
2軒のプロポーションが綺麗です。
社屋は1階が事務所、2階部分は
階段を玄関に見立てると平屋として機能する
モデルハウス的要素を持っています。
遅くなった社員が寝るための部屋…
ではなくて、あくまで住宅の寝室を想定したもの。
(僕ならきっと寝ちゃうなあ〜)
こんな素敵なスペースでミーティングです。
田中敏溥さんに学び
田中さんの大切にする
「向こう三軒両隣り」を
地で行く家づくりを繰り返し
webサイトやSNSも
上品にまとまっていて
仕事に矜持が見られるし
だからこそか
訪れてきてくれたお客さんの
ほとんどが受注につながる
さらに
スタッフの離職率が低く
長いこと誰も辞めていない
などなど
え、問題ないじゃない
僕、必要か?
なんて思ったりもしましたが…
ダイコクさんの家は
田中敏溥に学んだ定番のスタイルで
その変わらぬ姿勢が支持されている
そんな風に感じます。
変わらぬといっても
最初からそうだったわけではなく
そこに至るまでの過程は
簡単だったわけはありません。
伝統とかブランドとか
そういったものは
ずーっと変わらないものではなく
変化しながらその質を保つ
あるいは向上させていくものなので
外から見たら変わってない
というように見えて実は…
という風になるといいかな〜