同年代のオッサンなら
わかると思うんだけど
結構前には
烏龍茶ってハバを効かせてましたよね。
お酒の席でも酒を飲まない人は
「私、烏龍茶で〜」
とか言ったりして。
僕はそんなセリフは言ったことありませんが
世の中がそのままだと思ってたら
大間違いだった…?
この日も飲みに行って
メンバーは全員酒飲みなので
酒だけガブガブ飲んで帰途に着きましたが
流石に飲みすぎたぜ〜
水のみたいな…と自販機の前に立つ
普段、自販機どころか
ペットボトルの飲み物は滅多に買いませんが
たまには水と酒以外も飲んでみっか、と
烏龍茶を探してみたところ
あれ? 烏龍茶って自販機にないの…?
(3台並んでたけど、一つもない)
その後、気になって、スーパーマーケットの
ペットボトル売り場(も、普段はみない)を
見てみたら
定番的なサントリーの烏龍茶と
プライベートブランドの烏龍茶はあるものの
緑茶飲料の圧倒的な多さに比べて
売り場の隅っこに一応置いてある
という感じ
調べてみると烏龍茶の隆盛は
もうずいぶん前の話で
今は緑茶飲料とかその他の飲み物におされて
消費がだいぶ減っているようです。
元々、烏龍茶って
脂を分解してくれるようなイメージが
ヒットに繋がったという説もあり
トクホとかが出てきた後は
その役割も薄れていたのかもしれません。
なんてことは
飲み物業界だともうずいぶん前からの
常識なのかもしれませんが
市場の外にいるとわかんないものですね。
烏龍茶のピークは1994年頃というから
もう30年も前なわけですが
30年前というと住宅はどんな感じだったでしょうか。

新省エネ基準(断熱等級3相当)が
施行されたのが1992年
とはいえ、この頃に
基準を満たす住宅なんて
ほとんどありませんでした。
1999年に次世代省エネ基準が施行
ここでようやく現在の最低基準である
等級4相当となりますが
この時点でも、等級4の家なんて
滅多になかった。
ようやくこの頃の基準と同等の値が
義務付けられるようになりましたが
ここまで25年かかっています。
ここ数年、高断熱ブーム?
みたいなものがありました。
法律も整備され
多くの会社が当たり前のように
断熱性能の高い家を作るようになったのは
いいことが多いとは思いますが
必ずしも高断熱住宅ではなくてもいい
という選択肢が事実上奪われてしまった
ということは
後世にどんな課題を残すでしょうか。
住宅の場合、飲み物のように
日々選択を変える、ということは
できませんから
最初の選択がとても大事です。
知識や経験不足から
選択肢を狭めてしまうのと
知っていて選択肢ないのとでは
まるっきり違います。
そして、残念ながら
割と前者のケースもあるように感じます。
やるかやらないかは別として
情報収集も大事だな〜
と、烏龍茶のことは棚に上げて
偉そうに言ってみます。
