壊れたwebサイトは誰が直すのか

PHP騒動の余波、というか、壊れたサイトの復旧のお手伝いなんかをしていていろいろと考えました。
PHPのバージョンアップなんて、利用者には関係ないのになあ…


スーパーマーケットにお買い物に行きましたら、お店独自のプリペイドが使えない、とのアナウンスが。

ああ、多分、PHP問題の余波だなあ…
(僕はそのプリペイドは使っていないので、いつも通り買い物できましたけど、レジの前の人は、使えないの〜、とか言いながら渋々現金を出していました)

PHP騒動、皆さんのところではいかがでしたでしょうか。サイト止まった、という方も、結構あったみたいです。


僕がwebサイトを作ったり管理したりしているところは、大きな問題もなく、なんとかなりました(気づいていないだけかもしれませんが…)。

ただ、周りを見渡せば、無事なところばかりではなく…

いつまでもエラーメッセージが出たままのサイトがあったので、

サヅカ
サヅカ
大丈夫? 困ったことになってない?

などと聞いたら…対処するはめ(?)に。

ちょっと特殊なサーバーで、まあまあ大変だったので、安請け合いしたことを後悔しつつ…
一応、復旧したけれど、翌日エラーも見つかったりと、なんだかまだ心配。様子見てます。

(物理的にこんな風に壊れたパソコンは治せませんからね、念のため)


このサイトは、古いPHPでWordPressが動いていました。
古いPHPに対応させるために、古いWordPressと古いプラグインが使われていました。

アップデートしちゃダメ、と言われていたそうです。

それを、今回のPHP騒動に対応させるべく、アップデートしちゃったので、古いものがいろいろ動かなくなるので、そこの修正などを行いました。
(まあ〜、僕もこう見えてPHP歴20年以上だからな…あんまり関係ないけど)

普通に動いていたものが、脆弱性があったとかで、急に動かなくなってしまう、というのは、困ります。
利用者さんからしたら、何も困っていなかったのに、なんで? という気持ちになるだろうな…


一義的には、このサイトを制作した事業者や、ホスティング事業者が対応すべき案件、だったのですが、どうにも動きが遅い(多分、いっぱいいっぱいなんだろうな…)ということで、緊急的にお手伝いをしました。

費用は払います、と言っていただいています。
僕も時間を使って対処はしたし、それはありがたいことです。

でも、利用者さんにはなんの落ち度もないのに、ただ現状復旧するだけでお金がかかるって、なんだかなあ…という気もします。
(まあ~、あえて落ち度を探すとすれば、借りてるサーバーがへぼかったけど…そんなのも、普通は判断難しいよね)

例えば、住宅が自然災害で壊れてしまった、というとき、多くの場合は火災保険が適用されます。
そして、多くの家は火災保険に加入しています。

ですが、小規模な工務店のwebサイトとかには、そんな保険がないことがほとんどです。
(IT関係の賠償責任保険なんかもあるけど、僕らの周りの規模では聞いたことがない)

そうすると、利用者にはなんの落ち度もないのに、復旧のためのコストを払わないといけない。
(今回のPHP騒動がらみではないですが、この手のバージョンアップ話で数十万円払った、というのはいくつか聞いたことがあります)

うーん…

まあ、保険という選択肢は、今後も難しいでしょう(例えば僕が作ったものの保険を引き受けてくれる会社があるか? と考えたらわかるよね)。

そうすると、やっぱり保守契約、ということになるんだろうと思います。

と言いながら、僕も、実はクライアントさんとは厳密に保守契約はしていません。
月々の定額支払いがある場合に、バックアップとか復元とかセキュリティパッチとかの対応を、半ば勝手にやっているだけです。

ただ、その手のことは、クライアントにとっては、普段から目に見える価値ではないので、あわせて、アクセス解析とか、サイトの改善とか、そういうことをやっています。

というわけで、今回のサイトの持ち主さんにも、何か、プラスになることを提案(押し付け)して、気持ち良く報酬をいただくとしよう。


書き始めた時は、火災保険がらみのことをもうちょっと書くつもりでいたのに、すっかり自分の話に終始してしまいました。

まあ、こんなこと書いたけど、決して保守契約を増やしたい、というわけではありません。面白くないし。

ただ、困っている人がいたら、助けたい、という、僕のやさしさを自慢したかっただけです。