フォントだって気にしてほしい


僕は決して鉄道マニアではないですが
駅とか線路とか電車とかを
眺めるのは大好きです。

本日登場するのは天竜浜名湖鉄道。
通称「天浜線」です。

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地域をよくする工務店を
応援するネットワークの
佐塚です。

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天浜戦は旧国鉄から
第三セクターになったローカル線です。

もともとは軍事的に東海道線の
バイパス的要素があったようで
東海道からはるか北を走っています。

現在は、通学や通勤に使う人も
いることはいるけれど
運行収入は低調です。

ところが、最近は
別の収入で頑張っているみたい。

シン・エヴァンゲリオンの
「第3村」のモデルになり
コラボイベント
度々行われています。

第3村のモデルになった
天竜二俣駅の転車台や
いくつかの木造駅舎や橋梁などが
登録有形文化財になっています。

昭和15年建設の
遠江一宮駅。

今は無人駅ですが
お蕎麦屋さんが
併設されています。

1時間に1本ほどの
電車がちょうどやってきました。
エヴァンゲリオンのラッピング電車かな?

と思ったら、松潤(家康)。
他にも色々な
コラボラッピング電車が走ってます。

でも今日の目的は
エヴァでも松潤でも
木造駅舎でも蕎麦でもなく

これ。

天浜線の駅名看板は
手書きで描かれてるんですが

この文字を残したい!
という取組があって
PC用のフォントが作られました。

天浜線フォント
静岡大学の地域連携事業「天浜線フォントプロジェクト」で制作した天浜線フォント配布ページです。

最初はひらがな、カタカナだけ
だったんだけど…

この6月に、JIS第一水準漢字まで
網羅したフォントがリリースされたのです!

もう気づいたかな?

今日のブログの書体は
この「天浜線フォント」です。

小難しいことを書いても
このフォントだと
そういう風にみえない、かな?
(今日は小難しいこと書いてないですが)

フォントってホントに大事で
(ここは笑うとこ)

真面目な書類に丸ゴシックとかが
使われていると、やる気あんのかコイツ
と思っちゃうし

お客さんに配るニュースレターに
ちょっと怖いフォントを使ったりすると
やっぱりなんだコイツとなるわけで。

工務店の自社制作のニュースレターも
だいぶ質が上がってきてると
一応褒めておきますが

フォント周りが
残念なケースが多いです。

夏目漱石の「吾輩は猫である」で
試してみると

MSゴシック(UIゴシック)
特に考えなく作るとこういう感じ?

HG丸ゴシックM
僕はこんなことでもないと
まず使わないフォントですが
割と書類で見かけます。

RoTB古印体Std-M
なかなかこれで文書を作る機会は
ないでしょうけど…雰囲気違いますよね。

Macユーザーお馴染みヒラギノ明朝

ヒラギノ明朝もう一つ。
同じフォントですが
上より文字の間、行の間が空いています。

せっかく内容が良くても
文字を読んでもらいにくかったり

伝えたいイメージと
全然違うフォントを使っていたり

字詰め、行送りといった
読みやすさを意識していなかったり
するともったいないです。

さて、当の天浜線フォントは駅名などの
短いものに使うべきで
本来はブログの本文には向かないですね。

だから、今日のこれは悪い例!

とにかく、フォントを意識して
取り組むと、同じ内容のはずが
あら不思議。

まあまあカッコよく見える
(かも知れない)

住宅そのものはもちろんですが
アウトプットするすべてのものが
会社のメッセージです。

ぜひとも、フォントのことも
気にかけてくださいね。