普段は考えないテレビのことを考えてみる

以前、ブログや、「住まいマガジンびお」で
紹介した畳職人の長谷川くん(高校時代の同級生)が
昨日、テレビ番組で紹介されていました。

美の職人(アルチザン) - フジテレビ
美の職人(アルチザン)。美を照らす職人たちの物語。

フジテレビの「美のアルチザン」
という番組です。

番組自体は2分半と長いものではありませんが
素直にすげえなあ〜と。

長谷川くんがいうには
僕が書いたものを見てくれた番組サイドから
オファーがあったということでした。

この辺がきっかけになったかな? という記事。

国宝級の畳に座ってあれこれ考えた
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長谷川くんの作業場も
テレビが来るからか
僕が行った時よりも
ずいぶん綺麗になってたなあ。

さて、友人がテレビに出たから
突然、普段考えもしない
テレビのことを考えてみました。

さて、ここから先は
長谷川くんに聞いた話ではなく
僕の勝手な推測、思い込みです。

僕もこれまでテレビ局、というか
テレビ番組の制作会社から
たくさん連絡をもらってきました。

多くは写真を貸してほしいとか
あれこれを教えてほしいとか
そしてお金は払えませんとか

そういうオファーに限って
今日中にとか明日中にとか
切羽詰まっている感じです。

制作会社も低予算短納期で
頑張っているんだなあ〜

なんて同情はせず
ほとんど断ってきました。

本業に寄与することならいざ知らず
ただ単に写真だけ貸してと言われてもね…

もちろん、ちゃんとした取材には
対応しています。

さて、テレビ広告と
インターネット広告の
出稿費用は逆転していて

現在の広告市場としては
インターネットの方が大きいのですが

テレビは「マスメディア」
というだけあって
大勢の人に届ける力がありますね。

視聴率1%で118万人あまりが
見ているそうです。

テレビCMは、番組や時間単位の出稿なので
「この番組を見ている人は好きそうだな」
ぐらいまでしか絞り込めません。

ネットの広告のほとんどは運用型広告
「この人こういうの好きそうだな」
と狙って出してくる広告です。

車のwebサイトばかり見ていると
車の広告がどんどん出てくるし
工務店のページを検索しまくると
不動産広告がじゃんじゃん出てくる。

だから、同じwebページを開いても
ボクとアナタでは広告内容が違う
というのが普通です。

大勢が同じものを見る、話題を作る
という点では、まだまだテレビの力の方が
大きいのかな? という気がしています。

なんて偉そうに書いたけど
僕、テレビ持っていません。
手放して20年以上になるけど
全然困ったことない。

テレビの話題なんて2日ぐらいで
急速にしぼんじゃうんですよね。

テレビに取り上げられた後
webサイトのアクセスが急増する
という経験が何度かありますが

放送当日と翌日にかなり伸びるけれど
3日も経つとほぼ平常どおり。

通販なら効果があるかもしれませんが
建築・不動産系の場合は
「テレビで見てすぐにほしい!」
とは、なかなかなりませんね。

もしテレビ出演の機会があっても
盛り上がりは一瞬なので

放送当日は番組を見た人に向け
webサイトのコンテンツを
整備しておいた方がいいですよ。

翌日では遅い。

(各種SNSの情報とか資料請求とか
一見さんにアピールできるものを
集めておく)

とはいえ、そうそうあることではないし
今回のテレビ取材もブログ記事が
きっかけだというから

まずはみんな、ブログで情報を
発信し続けることかな〜。