「たくさん買うと安い」が使えなくても

これって何かわかります?

料理をする人はよくご存知の
「クミンシード」

クミンの種です。

カレーによく使われるスパイスですが
我が家ではカレー以外にも
いろんな料理にどさどさ投入します。

ニンジンにもよく合う。

クミンもにんじんも、セリ科の
植物で、種は似ています。

さて、このクミン
近所のスーパーマーケットでは
小さな瓶入りのものしか売っていません。

12g入りで200円ぐらい。

今回、通販で購入したのは100gで
394円でした。

ヨドバシ・ドットコムでのクミンの価格。

100gで447円(先週買った時より上がってる)
15gで347円

別のメーカーですが、以前に
500gを買った時は1000円でした。

たくさん買えばグラムあたり
単価はすごく下がる。

単価の安いものなので
梱包・配送料などが商品に占める
割合が大きいということですね。

建築資材は単価が安くないですが
それでも、たくさん仕入れると
驚くような価格になることがあります。

これまで、いくつか建材販売に
関わってきましたが
ほとんどのケースで

「まとめて買ってくれたら安い」
「いろんな工務店を紹介してくれたら安い」

という条件が出てきました。

まとめて商品がさばければ
営業経費・流通費用などが
低減されるからですね。

大量に仕入れている
工務店から価格を聞いて
驚いたこともあります。

モノによっては
建材屋さんで単品注文する場合の
半分以下なんてのもザラだったり。

「利は元にあり」という
言葉があります。

うまく仕入れをするのが
利益のもとだ、という格言です。

この言葉は
単に安く買えばいい
という意味じゃない

という解釈が世の中に
たくさんあるので、詳しくは
そういうものを見てもらうとして

仕入れ先とも共存共栄していこう
ということだと解釈しています。

工務店としては
どこまで「元」を
追求すべきなのか?

大量仕入れができる
規模の大きいところ
倉庫が十分あるところ
ばかりではありません。

お客様の注文をもらって
はじめて発注ができる

その場合は数で勝負という
わけには当然いきません。

だからといって
あっちが安い
こっちが安いと

仕入れ先をどんどん変えていくのは
小さい工務店にとっては
リスクの方が大きいのでは。

いざという時に頼れる
建材屋さんとお付き合いしておく方が
結果的に助かった、なんてことが
あるんじゃないでしょうか。

建材屋さんの知人が
営業が少し滞ると売り上げが落ちると
こぼしていました。

顔を出せば売り上げが保てるのなら
それはザイアンス効果(単純接触効果)
でしょうか…?

逆もまた真なりと考えると
時々しか買ってくれない工務店と
いつも買ってくれる工務店

どっちが応援してもらえるか。

住まい手さんとのこともそうですね。

お客さんとあまり会いたがらない
工務店も中にはいますけど
きっと、損してるはずです。

という僕も、単純接触が
最近少なくて…反省してます。
人に会いにいかないとね!