辞職の句・その2

昨日、町の工務店ネットから
離れますという発表をしました。

町の工務店ネットから離れることになりました
私こと佐塚昌則はこの10月を持って町の工務店ネットおよび手の物語を辞職することとなりました。

え、なんで? とか
大丈夫? とか
色々とご心配や疑問の声も
いただきました。

今日は、そういう疑問にストレートに
答え…
ずに、自分らしく(面倒くさく)
振り返ってみます。

町の工務店ネットが始まったのは
2007年。

その前年の2006年から
手の物語有限会社の前身の
小池創作所に入社しました。

当時は『住まいを予防医学する本』
を編集している真っ只中でした。

↓こういう本。

↓これは、「予防医学本」の発表セミナーでのありし日の姿。
ペーペーのワタクシ。今とは別人のようだ。

この時集まってくれた人たちを中心に
「町の工務店ネット」ができました。

実はみんな知らないか
忘れたいのかもしれませんが

発足当初の町の工務店ネットは
「協同組合もくよう連」が
事務局をしていました。

うちの事務所(まだ在籍しています)が
小さいマンションの一室でやっていた頃
もくよう連の準備事務所も
実は同室にありました。

一体で進めてきたわけですが
色々あって
今は町の工務店ネットは
手の物語で事務局を担っています。

工務店業というのは
基本は縄張りが大体決まっていて
遠くの人とは商売敵にならないので

縄張りが被らない人同士で
仲間を作ろう! ということは
古今、行われてきました。

町の工務店ネットが多少なりとも
先進的だったところは
この縄張りも一切なし

特定の工法とか製品とか
そういうものの縛りもなし

フリーダムな会なので
いろんな人がいるのが良いところ。

年々、棟数を倍近く
増やしていくところもあれば

伝統構法の鬼のような人もいるし

そこらの建築家より
デザインが突き抜けている人もいる

いつ仕事しているのか
わかんないような人だとか

24時間仕事しているような人とか

ホントにいろんな考えの
いろんな工務店の社長に
会うことができました。

みんなある意味、化け物のような
人ばかり。

そんな化け物工務店のみなさんと、時には共に闘い
時には渡り合うことで
僕の経験値も上がってきましたが

それは本当に
自分でやってきたことかな

まわりに流されてたことじゃないのかな

という疑念がつきませんでした。

そんなことは飲み込んで
仲間の皆さんと共に
次のステージを目指そう!

というのが
普通の大人の態度かもしれないけど

ごめんなさい。

僕は町の工務店ネットからは
いなくなります。

ただ、これまでお世話になった人には
恩返しをしたいし

もしかしたら僕に恩を返したい人も
いるかもしれないし
(こういうこと思ってても言っちゃダメなのかな)

引き続き、小さな工務店が
強くなって生き残っていけるための
仕事をしていきたいと考えています。

まだ色々と決まっておりませんけど
楽しみにしていてね。