工務店にイデオロギーは要るのかな→要ります

きっぱりしたスタイルを持っているところより、どんな形でもお望みのまま、というところがウケてる気がする…これでいいのか


飲み屋でしちゃいけない話に
「政治・宗教・野球」があるそうですが
ブログに書くのもそうかなあ?

でも書いちゃいますね。

地域政党「再生の道」が
参議院選挙の公約を掲げてきて
ちょっとびっくりしました。

従来の言動を見ていると
実務能力だけ求めて
イデオロギーはない

ということだと思っていたので。

イデオロギーを掲げると
好き嫌いがはっきりしてくるので
あえてそれを掲げずに
実務能力だけをうたっていた東京都議選

そしたら総スカンだったので
切り替えたのかなあ…と思ったけど
国政と都議会は違うから、という
理由があるみたい?

家づくりでも
イデオロギーというか
主張というかこだわりというか
そういうものを押し出すところは多く
(スタイル、という表現をしたりもしますね)

僕も、それがいいとずっと思っていました。
過去形ではなくて、今でも思っています。

ただ一方で、近年業績を伸ばしている会社は
そればっかりではないように思います。

イデオロギーを感じないというか
お客のわがままを聞く、というのが
イデオロギーなのか

そもそもイデオロギーなんか
わからないからひたすら実務なのか

ああしたい、こうしたいに
全て応じます的な…?

(厳密には全てじゃなくて
誘導はあるんだろうけれど)

建てている建物の外観が
それぞれ著しく異なる工務店を見ると

おいおい芯がねえなあ、大丈夫かよ?

なんて思ったりしていたのですが
それが

自分たちの要望に応えてくれる

という風に映るわけで

一周回った感というか、なんというか。

そりゃ、お客さんの金で建てるんだから
好きなようにやるのがいいんだろう。

ただそれでも
「本当になんでもいうことを聞きます」

だけでは
同様な他者との値引き競争に追い込まれるし

あまりにもカッコ悪い家とか
あまりにも暑い・寒い家とか
そんなのを作るのは社会的に悪なので

やっぱり
なんでもいうことを聞きます(実務)
じゃなくて
ここはこうするのがウチの流儀です
(イデオロギー)

があるべきだと今でも思います。

それは意匠的なものだったり
構造・断熱だったり材料だったり
各社各様でしょう。
(設備はどうかと思うけど)

押し付けないところは押し付けず
言うことメッチャ聞いてるようにやりつつ
重要なことは選択の余地も与えない

そんなスタイルがいいのかな?

ただ、ここまで書いて思ったけど
もう一つ、支持される理由って

担当者が話しやすかった

というのがあるんだよな〜

これはイデオロギーでもなんでもなく
どちらかという実務能力の一つ
かもしれませんが

やっぱ「最後は人」ってやつなのか…?
なんか納得いかないオチだなあ…

まあ、いくら素敵なこと言ってても
人柄が嫌だと嫌だってのはあるもんね。
別に冒頭の地域政党の話じゃなくて
自戒を込めて、です!