多摩美術大学の教壇に立ってきた

なんだかんだで30年ぐらい
空気集熱式ソーラーに関わってきました。

その魅力・可能性を
建築を志す若い人に知ってほしい。
ご縁があって、大学で講義をさせていただきました。
今日はそんな話です。

多摩美術大学の教授をされている
松澤穣さんには以前からお世話になっていて

今季から始まった新しい授業で
「空気集熱式ソーラーの可能性」を
話してほしい

ということでしたので
喜んで引き受けました。
お声がけいただき、ありがとうございます。

 ↑どうも裏口から入っちゃったようで
大学の看板が見当たらなかったのでキャンバスマップ。

美大、って感じだなあ。

太陽光発電の表示パネルがあったけど…
この晴天で発電量ゼロ?

このキャンバスには太陽熱利用のシャワーや
氷蓄熱式の冷房なんかもあるそうです。

客員教授の伊東豊雄さんが手がけた
図書館もあるんだけど
こちらはまた別の機会に。

学食で日替わりカレー
(450円也)
を食べて

松澤さんのところにも
ちょっとお邪魔します。

オレンジのオーバーオールが松澤さんです。
素材の授業でみんな手を動かしているところ。
こういうこともやるんだ。

さて、講義中のワタクシの写真が
ほとんどなくて
学生さんの頭メインの写真ですが
遠くにいる男がそうです。

講義では
熱力学とか環境工学とか
そういう話ではなくて

空気集熱式ソーラーってどんなもので
設計者にとってどういう魅力があるか
そんなお話をさせていただきました。

今はこのソーラーを直接売る仕事からは
離れてしまいましたが、むしろ
第三者的な目で価値が伝えられたかな?

また、建築設計を志す人たちに
地域の工務店、という選択肢もある
ということも訴えてきました。

多くはゼネコンや設計事務所志望のようで
彼らにとって「工務店」というのは
中小工務店ではなくて竹中のような
大手をイメージしてしまうようですが

小さな工務店の方が
現場が近いし仕事がスピーディで
繰り返していくことで練度も上がる

そんなことが頭の片隅にでも残って
就職活動の時に
思い出してもらえたらいいなあ…

さて、若い人たちの心をなんとか掴もうと
オッサンが講義の冒頭で使った写真がこれ

かれこれ20年以上前のワタクシ
OMソーラー時代の
「ソーラーマン」です。

こんなカブリものも含めて
長年、太陽熱利用を訴えてきました。

これ着て行ったらよかったかな〜。