行ってもいないジャパンモビリティショーについて書く

東京モーターショー改め
ジャパンモビリティーショーが
盛況だそうです。

スタートアップが多く出展するこのショー
これをヒントに住宅産業の未来を読み解けるか?
行ってもいないのに、偉そうにそんな話です。


公式サイトよりお借りしました

度々書いているように
僕は四輪車にはあまり関心がなく
それでも過去に東京モーターショーは
何回か行きました。
(以前は2輪ブースも盛況だったので)

最後に行ったのは多分2011年。
この時はFITが始まる前で
太陽光発電・蓄電などが
夢の未来技術的な状態の中

当時のモーターショーに
積水ハウスがV2Hに絡めて
展示していたのを覚えています。

時は流れて今年のモビリティショー
実は出展企業はこれまでの
モーターショーで一番多かった時より
さらに多くの会社が参加しているそうです。

かつては国内大手メーカーに加え
いわゆる高級輸入車ブースも賑わっていましたが
海外の自動車メーカーはパッとみたかぎりでは
BMW、BYD、メルセデスベンツぐらい?

完成車の市場として日本は魅力的では
なくなったのかもしれませんが
その代わりにたくさん出展しているのが
スタートアップ企業です。

メインの車体はまだまだ大手メーカーが
手がけていますが

その周辺にどんどん新しい人・技術が
投入されていて

今回「モーターショー」から
「モビリティショー」に変わったのも
「自動車」という器だけでの提案力が
弱くなったという証左にも見えます。

さて、ここで建物について。

工務店も生活提案産業になるべきだ
ということが言われて久しいですが

やっていることは車業界で言うと
最高速競争、せいぜい燃費競争で

この家でこんな暮らしが
実現できますよ
というアプローチが弱い
ような。

お客さんが希望したものを
アレンジして組み立てる
それも職能ですが

「なるほど、そんな風に
暮らせるならぜひ!」

と言うような提案が
もっとあってもいいですよね。

生活提案型の無印良品が
住宅に参入してきた歴史もあるし
将来はAppleが出てくるんじゃないかとか
そんな噂も聞こえてきます。

そういうところに「最前線」を
取られてしまって

「工務店は建物さえ
建ててくれたらいいから」

なんて扱いになってしまう日が
くるかもしれません。

前に「土管」業にならないための心構え。
なんてことを書きました。

「土管」業にならないための心構え。
地域の一隅を照らす工務店を応援したい佐塚です。 先日、出かけた先で スマホの速度がかなり低下して 見られないwebサイトもあり ちょっとストレスでした。 スマホ・ケータイの電波は つながってあたり前と 考えてしまいがちなので ドコもとかau...

今回と同じような話ですね。

行ってもいないモビリティショーを
引き合いに出しちゃったので
実際に見てみたら
いらねーもんばかり…という感想に
なるかもしれませんが

明日11/5まで開催中なので
行ってみよう、という方はぜひ。
行ったら感想聞かせてくださいね。

Japan Mobility Show Web Site
Japan Mobility Show,ジャパンモビリティショー,JMS