工務店経営者3人と飲む・その2

地元浜松で、先輩経営者たちと
酒席をご一緒する機会がありました。

みなそれぞれ会社の規模は違えども
ものづくりへの意欲が強い

やっぱり工務店の肝は
そこだよなあ…

先日は長野、今回は浜松で
工務店の経営者3人のご相伴にあずかって
まいりました。

広島の永本建設・永本社長が
近くまで来るので、ということで
静岡のマクス・鈴木社長とご一緒する

そんなタイミングに僕も
混ぜていただいたところ

香川の菅組・菅社長も近くにいる
ということで合流して
4人での席となりました。

3人とも前職・町の工務店ネットで
大変お世話になり
それぞれの建物を見せていただく
勉強会を実施したり

それ以外にも何回か
お邪魔させていただいたりと
お互い学びあって来た仲です。

永本さんの現場には
何度行っても驚くほど綺麗で

大工さんが本当に楽しそうに
働いています。

大工不足はこの業界の
大きな課題で
技能を育成する方向の活動も
各所で見られます。

一方で、大工の手を極力必要とせずに
家を作っていく方向も見られますし
世の中では、こっちの傾向がが強いかな…

前に永本さんから聞いた言葉で
印象的だったのが

大工が腕を発揮できる仕事を
作っていきたい

ということでした。

ご自身も大工経験者で
気持ちがわかるからということも
あるんでしょうけれど

技能を持った人は
その技能をもっと深めたいし
それで人に喜んでもらいたい

もちろん会社経営なので
その結果に利益を生んで
継続していかなければいけませんから

みんな理想と現実のはざまで
苦しむわけだけど

苦しみながらも結果を出している
経営者さんに会うと
こちらも元気が出てきます。

マクス・鈴木さんは
永本さんのところにスタッフ総出で
学びにいくなど、大いに影響を受け
社員大工を増やしています。

どちらも「ここで働きたい!」という
若い大工が(求人していなくても)
やってくるというから
大工不足の折、素晴らしいではないですか。

菅組さんは社員数150名を超える
大きな会社ですが、同じように大工を
大切にし、育成している会社です。

元々宮大工の系譜で
現在も社寺建築を含め
様々な建築を自社技能職がこなしています。

いずれも大工の手仕事を大事にしながら
ものづくりをしている工務店です。
やっぱりそこをおろそかにしたら
工務店じゃないよな…と改めて実感しました。

と、美しい話を並べてみましたが
酒の席なので、そんな綺麗な
話ばかりではなくて
ぶっちゃけ話にもなりますよね。

それに対して僕は
ユートーセー的な回答ばかりして
物足りながられたりしたりでしたが

ともあれ、慎重さやら大胆さやら
いろんなことを教えていただきました。
ありがとうございます!