必携アプリ「SunSeeker」で太陽と仲良くしよう

昨日、方位を考えて
家をつくりましょうね

方位を考えてお金を無駄遣いしない家をつくろう
プロ相手に今更何をいってんだみたいなタイトルですが、方位を考えずに作られている家が思いの外、多く… ちょっと苦言です。

というお話を伝えたときに
使っていたアプリはなんだ?

という質問がありましたので
本日はそのお話です。

件のアプリは
SunSeeker(サンシーカー)

その名の通り
「太陽を探す」
そんな機能です。

もう結構前からあるアプリで
知っている人は多いかもしれませんが

あらためて
住宅設計者は必携!
ですのでご紹介します。
(リンクは末尾にあります)

特徴の一つは
任意の場所・日時の太陽の方向、角度を
Googleマップの衛星写真に
プロットできること。

こんな感じ。

上の画面は昨日の8:38
我が家での様子。
(全面に見える黄色の斜線は
指定時刻の時の日射の方向です)

僕んちはだいぶ東に振れているので
この時期は9時には正面から
日が当たります。

SunSeekerのもう一つの
おすすめ機能は
AR(拡張現実)による
太陽位置の確認です。

昨日8:38ごろはこんな感じ。

7時少し前に日の出(線が濃くなっている)ですが
8時までは太陽が建物に隠れているのが
わかりますね。

秋分(緑)、冬至(水色)
夏至(画面外)の太陽の動きと
現在の太陽の動き(黄色)

そして太陽の位置がカメラ映像に
重なって表示されます。

10時だと、もうリビングの窓と
全然違う方向に太陽があるなあ…

昨日言ってた話(方位を考えて家を建てろ)と
違うじゃねーか!
というツッコミは置いといて…

ARは静止画ではなくて
カメラを動かすとその方向の
様子が見られます。

動画の方がわかりやすいかな。

太陽の位置が矢印で示されます。

北(西)側にはこんな部屋がありまして

ご覧の通り夏の太陽もバッチリ当たりますが
2月ごろには午後の日差しが入ってきて嬉しい。

こんな感じで
いつ、どんな方向から日差しが入るか
簡単に確認できますので

土地を探しているときに
ある程度のことは把握できます。

とはいえ
このアプリでできることは
あくまで、その場所で
太陽がどう動いているか、まで。

建物の内部にどう日が差すかは
SketchUpなどの3Dモデリングで
検討する必要があります。

実際に建築計画をする際には
そういった精緻な検討が
必要ですが

敷地検討段階には
威力を発揮しますし
すでに建物がある場合の
リノベーション時などには

開口部と太陽の関係を
リアルに把握できます。

有料アプリですが
買い切りで、そんなに高くないので
ぜひ活用して
太陽と仲良くできる家を作ってね。

Sun Seeker: サンサーベイヤー, 日の出日の入り

Sun Seeker: サンサーベイヤー, 日の出日の入り

ozPDAposted withアプリーチ

僕が使っているのはiOS版。
一度買えばiPhoneでもiPadでも使えます。

Android版はレビューが悪いなあ…?
Android版、使ってみた方は、ぜひ教えてください。