昨日は阪神・淡路大震災から29年。
地震が起きた日、僕は東京・神田の
ビジネスホテルに泊まっていました。
前の日、秋田に行っていて
当日中に浜松に戻る予定だったのが
雪で電車が遅れてしまい
飛行機で東京まで戻り
急遽神田に泊まったところ
早朝の地震です。
新幹線が止まったため
浜松に戻れたのはその日の
昼過ぎでした。
自分自身は直接被災は
しませんでしたが
知人で親族を亡くした方
家が倒壊した方
建てた家が壊れてしまった工務店
色々と大変なことが
あったことが思い出されます。
この時期になると
思い出されます
が、いいことなのかどうなのか?
今年は能登半島地震とからめて
いつもより1月17日の
報道が多かったような気がします。
8月になると戦争報道が増えるのを
8月ジャーナリズムなんて揶揄しますが
1月は地震の報道が増える
1月ジャーナリズム…になるのかな?
ただ、報道と裏腹に
工務店からの阪神淡路大震災についての
情報発信は極めて少ないとも感じました。
確かに明るい話ではないので
営業的には向かないかもしれません。
怖さをあおって商売するのも
なんだかな〜という人もいます。
被災当事者であれば
思い出したくない、ということも
あるかもしれません。
一方で、地震発生からまもなく30年。
30代のお客さんにとっては
リアルな記憶ではなくて
そういうことがあったみたいね?
ぐらいの認識かもしれません。
もちろん、能登半島地震を含め
近年も大きな地震がきているので
大地震への備えが大切ということは
若いお客さんも理解していると
思いたいですが…
写真は12年前
神戸にて発災の時刻に
慰霊祭に参加した時の様子です。
この年の3月に
東日本大震災が起こりました。
地震はいつくるか
どこにくるか
本当にわからないのです。
わからないのに未だ
地震予知のようなことが
行われています。
先日、政府の地震調査委員会が
長期評価による地震発生確率値を
更新しました。
宮城県沖でM7.4前後の地震の
発生確率を
30年以内に「70%〜90%」
に引き上げ
だそうです。
引き上げ前は
「70%〜80%」でした。
更新された値では
10年以内がほぼ0%〜2%
20年以内は8%〜30%
30年以内は70%〜90%
これの読み方が
未だによくわかりません。
10年以内には
ほぼ地震来ないよ、ってこと?
30年以内、という言葉は
来年になったら29年以内に
なるかと思いきや
来年も30年以内、のまま
なんですよね。
しかも、この報告のページには
日本は世界的に見ると地震活動が活発で、どの場所においても、地震による強い揺れに見舞われるおそれがあります。
また、地震は、突然発生し甚大な被害を及ぼす可能性がありますので、日頃から耐震補強や家具の固定などの対策を講じておくことが重要です。
と明記されています。
どこでどれだけの地震がくるか
わからないよ、ってことですよね?
だとすると、この確率値って
なんなんだ?
地震予知については
まだまだ言いたいことがありますし
地震がどこで起きるかは
わからないというのは
繰り返し書いてきましたが
とにかく
地震は年に一度思い出すんじゃなくて
常に大事なこととして伝えること
これを前向きなこととして
伝えることが大切ですね。