昨日、めざましテレビで
こんなネタがあったんだとか。
画像は上記webサイトより
静岡のすぐ横が浜松、となっていますが
浜松はもっとずっと西。
愛知県豊橋のほうが静岡より近いです。
東京在住で、静岡県を通り過ぎる
だけの人にとっては
静岡も浜松もどうでもいいのかなあ?
でも、地元で仕事をするうえでは
どうでもよくはありませんよね。
きちんと地図を読み解かないと。
と、強引にGIS(地理情報システム)の
お話につなげます。
工務店の仕事にそんなもんいるのかね
と思うかもしれませんが
レインズ(不動産取引のデータベース)も
地図にプロットして使えるようになっていますし
ハザードマップ等も土地探しには
重要な要素ですよね。
前に書いた地理院地図の話↓
そんな風にすでに提供されている
GISも有用なのですが
今回は、いろんなデータを
自分で地図上にプロットしたり
掘り下げてみることもできるよ
というお話です。
総務省統計局が提供する
「jSTAT MAP」
統計地図をつくったり
地域分析ができたりという
webアプリケーションです。
ブラウザがあれば誰でも
すぐ利用可能です。
しかも無料。
詳しい操作方法やどんなことができるかは
操作マニュアルを見ていただくとして
試しに、浜松駅から
車で10分ぐらいの圏内に
いろんなデータをプロットしてみました。
車で10分の定義は
この場合、時速30kmで到達する場所
と設定しました。
赤線が駅から車で10分圏内。
(30km/hノンストップ、って感じで
実際には10分ではここまでいけないかな?)
車でなく「徒歩」の設定や
自分で線を引いたり、単純な円にしたり
ということもできます。
この「駅から10分圏内」で
いろいろやってみましょう。
↓こちらは、2030年の推計将来人口
人口が多い地域と
少なめの地域がわかりますね。
推計はもっと先のデータもあるので
併せてみれば
どの地域で将来人が減っていく
(と行政がつかんでいる)かがわかります。
↓たとえばこんなものも。
これは国勢調査から
未就学者人口をプロットしたもの。
未就学者がいる、ということは
若年夫婦が住んでいる可能性が高い
すなわち住宅新築層が多い
と推測することができます。
こんなふうに商圏設定に
使うことが多いツールですが
住宅建築の場合は
今住んでいるところと
家を建てるところが
一致しないケースも多いです
だから一概にこれで
商圏がどうのこうのなんて
ことはできないのですが
モデルハウスだったり
看板だったりを設置する場所やら
ポスティング場所を検討するなどには
アリかなあ?
もちろん、地元の声だとか
自分の目でみた感じだとかが
とても重要なのですが
客観的資料もあると
よりよいはず。
地図上でみるだけでなく
エクセルのデータとして
ダウンロードすることもできます。
↑エクセルのファイルにリンクしています。
同じ浜松駅車10分圏内でのデータです。
たとえばなにかはじめるときに
補助金を活用したい
なんてときには
こういう資料が揃っていると
ハッタリがきく
説得力がありますよね!
そういうお手伝いもしていますので
気になる方は連絡くださいね。