街づくりをするなら通過交通はナシ! で。

ここは、どこ?

ここは、熱海

来訪の目的はまた書くとして

熱海と浜松って
結構離れています。
新幹線の営業キロは152.5km


(JR東海サイトの図に一部修正)

東海道新幹線
(東京-新大阪間)の駅は
全部で11

上の路線図では新幹線の駅が
だいぶ省略されていますが

熱海、三島、新富士
静岡、掛川、浜松と
半分以上が静岡県の駅です。

静岡県民としては
便利、と言いたいところですが

一番はやい「のぞみ」は
全て通過してしまいます。

平日9時台に
東京を出る電車のうち

10本が「のぞみ」
その次に速い「ひかり」が2本
各駅停車の「こだま」が2本

つまり大多数の新幹線は
静岡は通過していくだけなのです。
(ひかりもあんまり停まりません)

それを恨めしく思ってか
静岡県が、のぞみ通行税を
徴収しよう、なんて話も出たりしました。

通過といえば
いつも気になっているのが
街中の「通過交通」

家の前の道が狭過ぎれば
生活の面でも不便ですし
大型車が入れないと
工事費も余計にかかってしまう

だからといって
太い道に面していれば

家の前を「のぞみ」のように
バンバン通過されてしまって
それもあんまり望ましくない

というわけで、かつて発明されたのが
クルドサック(袋小路の車の転回スペース)

これなら通過交通がありません。
ニュータウンによくみられますね。

ニュータウンの代表格(?)
大阪の千里ニュータウンを見てみると

クネっと曲がった道が
袋小路になっているのが
わかりますか?

袋小路の先はフットパス
(遊歩道みたいなもの)で
つながっていて、車は入れず人だけが通れる。

こうなっていれば
家の前を車がバンバン通り過ぎていく
ということはありません。

ここまで大きな規模の街だと
実感はわかない
かもしれませんが

例えば、我が家の近所で
開発された宅地の例

このぐらいの大きさの
宅地開発なら地域工務店でも
手がけることがありますね。

緑の部分が交通量が多く
その道をつなぐように
宅地の真ん中を突っ切る
赤い道を通しています。

その結果
赤い道は、抜け道的に
車がドシドシ通ります。

ちょっと、気の毒です。

袋小路にしてあれば
住民以外は
滅多に入ってくることもなく

子ども外で遊んだりも
できるでしょう。

宅地開発をするのなら
通過交通を作らないこと

それも豊かな生活の
一助になるはずです。