さて、前日に続いて和歌山には
もうひとつ目的地がありまして
瀧岡木材さんでの
太陽熱を活用した
木材乾燥の取り組み
以前から
たびたび取り上げていますが
ついに建物が完成し
この日ははじめて
木材を入れる日です!
右手が完成した
太陽熱木材乾燥庫
入れる前の状態と
乾燥後の状態を比較するため
和歌山県の林業試験場の方が
含水率や寸法、重量を測っています。
屋根には陽のまどの
集熱パネルが20枚
これを室内に取り入れる
ファンボックスが4台と
庫内の空気を循環させる
ファンボックスが4台
綺麗なトラスが組んであります。
これは、施工した和秋建設さんの
こだわりかな?
陽のまどを準備した
サンシャインラボの松原さんが
データ取りをしています。
(この中、実はかなり暑いけど
だいぶ長いこと色々作業されてました)
乾燥庫とはいうものの
いわゆる人工乾燥のように
燃料を燃やして乾燥するのではなく
太陽の熱であたためられた空気を
庫内に入れる仕組みです。
燃料代はかかりません。
(ファンを動かす電力が
ちょっとだけ要る)
人工乾燥のように
短時間で乾かすことはできません。
一方、天然乾燥は
乾燥に時間がかかるし
乾燥ムラがでることもあり
太陽熱でそういうところを
補おう、というものです。
天然乾燥の延長に
あると言っていいんじゃないかな?
試験乾燥の結果が出るまでは
まだ時間がかかりますが
たのしみですね〜
木材はサスティナブルな材料
ということになっていますが
人工乾燥は大量の燃料を使用するし
外材を運んでくるのも
大きなエネルギーが要る
ほんとうにいいのは
地元で伐った木を
地元のエネルギーで
乾燥させて使うこと
でも天然乾燥では
時間がかかるから
必要な時に必要な材を
用意できないかもしれない
そんなところをうまく
カバーできるんじゃないかな〜
左から
和歌山県林業推進課 長井さん
和秋建設 前田さん
瀧岡木材 瀧岡さん
サンシャインラボ 松原さん
この取り組みに尽力された
みなさんです。
さあ〜、モノもできたので
これを世の中に広めていくお手伝いは
僕の番だ!ってことで頑張ります。
いずれ、材、建物、仕組みを見る
見学ツアーもやりたい、です!