「商品」で集客する怖さ

Doleのアサイーボウルなる食い物を買いに、行きたくもない店に行ってきた…モノに釣られてくる客よりも、店に釣られてくる客を産みたいね、ってお話です。


すっげ〜久しぶりに
コンビニで食べ物を買いました。
(令和初、かなあ…?)

前にもちらっと書きましたが
僕はコンビニでは原則として
買い物をしません。

コンビニ的工務店では主導権が握れない
コンビニの数とかわらないくらいたくさんある建設事業者。その中で、便利で都合の良いコンビニ的な生き方をするより、間口はせまいけど専門特化するのがいいんじゃない?

まあ、経営者は地元の人
ってことも多いから
地域経済に寄与しないわけじゃないけど

応援したくないんだよね。

コンビニは便利なのが売り
裏返せば都合のいい存在

そこにあるのがセブンイレブンだろうが
ローソンだろうがファミリーマートだろうが
多くの人にとってはどれでもいい存在…

だと思ってたけど…

セブンイレブンにしか売ってない
とかいうものもあるんですよね。

「Dole アサイーボウル」
セブンイレブン先行販売だそうで
買いに行けない家族に頼まれて
買ってきました。

レジに二つ持って行ったら

おひとり様おひとつでお願いしています

だそうで。

へいへい。人気なのね。
自分で食わないので中身の写真はなし。

これは先行販売なので
限定、ってわけじゃないようですが
コンビニ限定って色々ありますね。

なぜコンビニが
限定商品を出すのかというと

他社との差別化のため
ってのが一番大きい要素なんでしょう。

しかしこれは
コンビニ対コンビニでの
差別化であって

その店舗の差別化では
決してない!

住宅の例でいうと
フランチャイズに加盟したり
商品化住宅に取り組んだり
することがあります。

FCは、まさにコンビニのチェーン店
みたいなもので
商品化住宅は特定のお店だけで買える商品

どちらも集客にある程度
寄与するんだとは思います。

ただ、コンビニと違うのは

コンビニは
〇〇酒店、みたいなところが
セブンイレブン△△店
のように、もう店の名前からして
変わってしまうのに対して

住宅FCや商品化住宅は
店名こそ名乗ったりしても
会社の名前自体は残る場合が多い

つまり結局は自分の看板で
勝負しなきゃいけない
ってことだ。

FCの看板や
商品化住宅は
集客に効く場合も
あるかもしれないけど

それは
あなたの会社で建てて欲しい
というお客さんではなくて

その商品が欲しいけど
近所で扱っているのがそこだけだから

という理由で
消極的にやってくることも多いわけです。

あるFCの商品を扱っている工務店さんで
質問をしたところ

商品に関することは立板に水
(本部が作ったQ&Aがある)

でも、住宅についての一般的な
質問をしたら
途端にモゴモゴ…

決して難しい質問でもないのに
こいつ、大丈夫か…?

建築現場を見せてもらったら
結構大きなミスがありました。
こいつ、大丈夫じゃないな…

正直、そう思いました。

商品の特徴を振りかざして
集客しても

肝心の工務店力
からっきし
というのはなあ…

こういう悪い例ではなくて

仮に集客のきっかけは
FCも商品でもいいけれど

わたしが勧めるモノだから
いい
んですよ

と思ってもらうアプローチで
お客さんを味方にしないとね!