土地なし客と土地あり客
どっちが多いですか?
これ、聞いてみると意外なほどに
工務店によって全然バラバラです。
ほぼ土地あり、なんて答えも
聞いたことがあるけど
実は土地あり客が多い
と答える工務店は
土地探しに付き合っていないだけ
かもしれない。
つまり、土地が見つかっていない段階では
そのお客は近寄ってきてくれていない、のかも…
先日、総務省の
「令和5年住宅・土地統計調査」の
土地集計の確報が発表されました。
これを読みながらちょっと考えてみましょう。
現在の住居の敷地を所有している世帯って
どのぐらいあると思いますか?
要は自分の土地に家が建っている割合。
答えは47.1%
自分の土地に暮らしている世帯って
半分以下なんですね。
これは賃貸住宅も含めた値なので
当然と言えば当然ですが
一応確認しておきたいことは
「家計を主に支える者の年齢」が
高くなれば、土地所有率も高くなるということ
(以下、グラフは同調査確報より引用)
そうか、年齢が高い人も
家をバンバン建ててるのか…!
と考えるのは早計です。
30代後半で33.3%の土地保有率が
40代後半では46.3%に
ここまでは家を建てて土地を取得
というケースも多いかもしれませんが
50代後半で52.3%
60代後半で63.4%と
ここでも伸びている。
この調査は、2世帯以上の場合は
「主世帯」を対象にしているのですが
「主世帯」であって
土地を持っていない世帯
(例えば、親の土地に
子が二世帯住宅を建てたとか?)
それが年数が進むことで相続によって
自分の土地になった、ということも
左右しているのかな、という気がします。
今住んでいる住居以外に
土地(農地・山林以外)を持っている、という人の
取得理由はダントツで相続
そして、その土地の利用状況はと言えば
住宅・事業用地が94.6%
うち、空き地が14.2%
もひとつついでに
ほとんどの土地はご近所にある。
さらに、他の土地がある世帯の年収別で
他に土地を持っているかみてみると
意外と低い年収でもコンスタントに
住居以外の土地持ってるな〜???
グラフはあくまで平均値なので
お客さんの具体的な像を示す
ものではありませんから
実際は大量に土地を持つ人と
全く持っていない人に分かれている
かもしれませんけど
そこそこ「他に土地を持っている」
という人がいるわけです。
(地域差はあります。詳しくは元の統計を見てね)
一応、空き地は少ないという
統計ですが
実際は空き家が建っていたり
使われていなかったり
ということも多いですよね。
他の土地を持っているというのは
お客さんにとって実は困りごとかもしれません。
地方では
土地が財産だった時代から
負担になる時代になっています。
一方で、土地がなくて家が建てられない
あるいは、土地の紹介をしないので
チャンスを逃している工務店がいる
これをグイグイとビジネスにしよう
とは言いませんけど
これまで建てたお客さんが
土地を持て余していたり
土地を活用したいと考えていたり
そういうことも結構あるんだろうな
と考えると
新規のお客が来ねえ〜、と
悩むだけではなくて
もう知り合っているお客さんから
チャンスが生まれるってことも
あるんじゃないでしょうか?