移住というのは工務店にとって新たなビジネスチャンスになり得ます。
都市部であろうと地方であろうと、です。
けれど、今日取り上げるのは、そういうビジネス面で示唆に富む…ことはありません。
他ならぬ、僕自身の移住についてのくだらない話です。
今、静岡県浜松市に暮らしています。
つまり自宅があるし、浜松にもクライアントがいて、リモート対応での他の地域と違って、対面で仕事がしやすいです。
でもなんていうか…違うところにも住みたいなあ、なんて思いが年々強くなっていて、どこか引っ越そうか、なんて話をしたりしていました。
僕は福岡の博多近辺が一推しです。
メシもうまいし酒もうまいし、大きな都市もあるのに自然にも恵まれている。空港と新幹線駅も近くて利便性もいいし。
素敵な建築もたくさんあるし、何より酒がうまい(二回目)。
妻もそこそこいい感じ…と思っていたようですが、どっかで、こんな話を聞いてきました。
福岡のGokiはデカい、と。
だからヤだ、と。
え〜?
調べてみると、確かにそんな話が出てきます。
どうも、都市化(≒高温化)でGがデカくなるとかならないとか。
僕の希望は、新幹線停車駅の近く。酒がうまいところ。そこそこの図書館があるところ。
妻の希望は、寒くないところ、雪が降らないところ、Gが大きくないところ。
北陸は酒うまいし、他にも僕の希望を満たすところが多いし、大好きなんだけど、妻の要望でアウト。
高知も酒うまいし、大好きだしなんだけど、新幹線でアウト。
福岡、本当に惜しいなあ〜。
そうだ、AIに聞いてみよっと。
新幹線が止まるところ
あまり規模の大きすぎない都市であること
そこそこの図書館があるところ
飯も酒もそれなりにうまいところ
雪が降らないところ
デカいGの報告がないところ
…そしたらさあ。答えは
浜松
だって。
あはははははは。

これじゃまるで、メーテルリンクの青い鳥じゃあないか。
そう、浜松は割といいところだったのです。
まあ、僕のこの顛末を書くだけじゃあ何なので、強引に教訓めいたものにしてみるなら、自分たちの暮らす・仕事をしているこの町は、どんないいところがあるのか、を考えて、発信してみるのもいいんじゃないか。
自治体の移住促進課とかが、そういう情報は発信してくれています。そういうところには敵わないかもしれません。
でも、建築を生業にしている人たちが、自分の言葉で地元の良さを発信するのって、大切な気がします。
うまい飯とかうまい酒とかじゃなく(まあ、そういうのに引っかかる僕のようなやつもいるが)、気候だとか人柄だとか、産業のこととか、それがどう住まいと関わってくるのか、とか。
ま、そんなに綺麗に行くかはわかりませんけれど、移住を考えている人が住まいを探すときに、ヒットしやすいお話、というのは、作っておいて損はない気がします。


