顔の見える木こりの皆さんと話す


管理している土地の
栗の木がずいぶん大きくなり
一部枯れた部分も…

道に張り出している
ところもあって
万一倒れると危険です。

ちょっと自分では
できない作業でしたので
プロにお願いしました。

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地域をよくする工務店を
応援するネットワークの
佐塚です。

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いわゆる庭木の剪定であれば
庭屋さんにお願いするのが
一般的です。

ただ、ここは竹林があったり
巨木があったり。

そこで、木こりの皆さんに
お願いしています。

KICOROの前田剛志さん(右)と
自伐林家の鈴木将之さん(左)

前田さんの肩書きは「木こり」で
いいんですか? と聞くと

「色々やってる木こりです!」と。

TEDxHamamatsuという
取り組みがあります。

TEDは
「広める価値のあるアイデアを共有する」
というアメリカ発の取り組み。

そちらに登壇した前田さんの
お話がこちら

https://tedxhamamatsu.com/blog/tedx-innovations-maeda/

「顔の見える木こり」として
いわゆる木育などの
様々な活動をしています。

鈴木さんは丁寧に手を入れた
材を出材する自伐林家です。

ただ、今年浜松を襲った大雨で
道が通れないままになっていて
出材できない状態に…

ということで、前田さんから
お声がけいただいて
今回お仕事をお願いしました。

普段は杉や檜を相手に
しているお二人ですが
今回のメインは栗。

まっすぐ伸びていないし
枯れているものもある…

けれど、スイスイと
伐採、枝打ちを行って
いただきました。

作業後に雑談しながら
結局、話は林業と工務店業の
関わり方について。

工務店は材を安く買いたいし
山側は高く売りたい。

この相反する関係は
「顔が見えない」ことによって
より強化されてしまいます。

工務店によっては
植林や伐採のツアーを
実施しています。

一方で住まい手さんはもちろん
工務店の方であっても
林産地に入ったことのない人もいます。

顔が見えた瞬間から
材価が上がって三方よし
なんてことはありません。

けれど、産地を訪れて
生産者の話を聞くことで

自分たちが使っている材
自分の家になる材に対しての
価値を感じることはできるはずです。

木材はもちろん
その他の材料も

できるだけ生産者と出会う
機会を増やすことが
満足度の高い家づくりにつながる

そんな風に感じました。