出雲で住宅や非住宅を見てきた

出雲の藤原木材産業さんにお邪魔して、住宅や非住宅を見せてもらいました。


今回の訪問先はこちら

ご存知の方もいらっしゃるでしょう
出雲の築地松

維持は相当大変なようで
前回訪問したときに比べて
かなり数が減っているように感じました。

バーナード・ルドフスキーの
『建築家なしの建築』に取り上げられている
かつての出雲の様子

こういう風景は
ほぼ絶滅してしまったようです。

ロードサイドは
どこの街も似たような
風景のテナントばかり…

と言いたいところですが
こんな風景もあります。

これらは、出雲の藤原木材産業さんが
30年ほど前から手がけている
テナント群です。

株式会社藤原木材産業|松江市・出雲市の新築一戸建て、リノベーションはおまかせください

低層テナントというと
ドラッグストアとか
コインランドリーとかが入っている
イメージがあるのですが

このテナントは
木造住宅のスケールで
作られていて

町並みの中で
良い目立ち方をしています。

こちらは最新のテナント

↑バイクショップ
(建築家・郡裕美さんの設計)

↑カフェ
向こう側には公園があって
「抜け」がいいですね

そして同じ敷地には

小屋の数々(もっとあります)

地元で商売を始めたいけれど
いきなり建物を建てられる人なんて
そうそういませんから
賃貸物件を探すわけだけど

没個性的、というか
風景を破壊するような
テナントビルに入るより

こういうところで仕事をしたい!
という人が集まるわけです。

そしてやってきたお客さんの中には

素敵な建物ね、どこで建てたの?

という人もいる

なんていうシナジーが
生まれていくのでしょう。

工務店こそ非住宅木造を!
と言われて久しいですが

住宅以外はどうやって仕事を取るのか
わからない

という声も聞きます。

土地探し、テナント募集も
簡単ではないし
もちろんそれなりのお金もかかるし

あらゆる工務店に
おすすめするものではありませんが

非住宅木造を自ら作って貸す
というのも
一つの手ですね。

この他、お客様がお住まいの家も
見せていただきました。
(写真はありませんが見事なお住まい!)

こちらは藤原さんの事務所↓

ひとしきり話をした後…

河岸を変えてまたあれこれ
(中央は藤原さん・一緒に行った和秋建設・前田さんと)

あーっ! 酒瓶抱えて写真撮ってないや!

住宅・非住宅問わず
工務店は地域の風景を作る
大切な仕事
だな〜と
改めて感じた次第。

ありがとうございました。