フジテレビCM問題に学ぶ逆張りの可能性

フジテレビから企業がCM放送を見合わせる中、あえてやりますよ、という逆張りもある。右へ倣え、ではうまくいくもんもいかないよなあ…


中居正広さんが女性トラブルを
起こしていて
それにフジテレビが関わっていたらしい

そんな報道が出た後

フジテレビからCMを引き上げる
という企業が続出

詳細は分かりませんがフジテレビも
トラブルは認めているし
黙ってたことも認めているし

会見はいろんなメディアを
締め出しているしで

墓穴掘りまくりだから
自業自得かな〜って
気もしますけど

右へ倣えで
急にCM放送見合わせはじめた
スポンサーたちもどうなんだよ…

とはいえ恐らく
この企業たちはスポンサーを降りた
のではなくて

自社の名前が出るCMをACジャパンとかに
差し替えてるのがほとんどだと思う。

これまで散々利用しておいて
世論の風向きを見て
名前をスッと引っ込めんるんだから

大企業ってのは
機を見るに敏だな〜

なんて思ったら
「真実がわからないうちはCM変えない!」
なんて高須クリニックが言っていて

褒めたくはないけど
流石に逆張りが上手い

そう、広告って
みんなと同じようにやるばかりが
能じゃないんです。

もっというと
みんながやっていない(逆張り)と
目立つわけです。

例えば
こんな看板群の中に
看板出したいと思いますか?

たくさんの人が見る機会が
あるけれど

埋没せずに
見つけてもらえるだろうか?

一方でこっちならどうか?

見てくれた人には
印象に残ること間違いない
けれど
誰か見る人いるのかな…

結局、広告は
この両立をしないといけない

たくさんの人が見てくれる
広告枠は値段が高く

フジテレビなんかだと
15秒500万円とか
(放映料のみ・制作費は別)

地方局のローカル番組だと
数万円とかだったりします。

オンラインの広告には
テレビや新聞のような枠が
あるものもあるけど
(Yahoo! Japanのトップとか)

多くの工務店は
そういう枠がないSNS広告で
「金をかければかけるほど表示回数が増える」
広告をしています。

そうはいっても
広告予算は無限ではないので
どこかで絞る必要がありますね。

例えば今日
僕のタイムラインに
流れてきた住宅関係の広告

大手から地元の小さな工務店まで
たくさん広告が出ていましたが

大手は広告対象の
年齢の縛りが緩い
(18歳以上上限なし、とか)

これに対して
小さな工務店は
25-55歳など
年齢の範囲指定を
しているところがほとんど

理想的な自社の客層が
ハッキリその年代に入っているなら
そのほうが無駄打ちが少ないんだろうけど

こと、今日、僕のところに
流れ着いた広告主だけでいえば

55歳以上の住宅に関心がある層に
届いたであろう広告は
大手メーカーのものだけです。

つまりどういうことかっていうと
大手は二次取得者だったり
一次取得者の親世帯だったりに
情報を届けようとしている
(ように見える)

小さな工務店は
一次取得者に的を絞っている
(ように見える)

二次取得者向けに
小さな工務店の広告を出せば
逆張りだ…
とまで単純ではないですし

広告の話というより
会社の方向性の問題でもありますが

客が多いけどライバルが多くて
単価が安いところで戦うか

客が少ないけどライバルも少なくて
単価が高いところで戦うか

よ〜く考えていかないと
いけませんね。