日曜恒例メシの話
出汁(ダシ)、とってますか?
って言われても
食事なんか作らないという人も
多いでしょうし
ダシなんかとらないよ
という人もいるでしょう。
料理によってはダシをとらなくても
十分美味しくなるものもありますが
(豚汁なんかは素材から出るダシでいいと思う)
うどんとか蕎麦とかの
つゆにはそういうわけにもいかないので
しょっちゅうダシを引いています。
(取る、というより引くの方がカッコいいかな…?)
ダシを引くとダシがらが出ます。
そこからさらにダシを取ることもできます。
二番ダシ、三番ダシというやつですね。
そんでもってさらに
そのダシ柄を煮たりすると
おかずが一品できたりします。

↑いりこでダシをとった後に
生姜と梅肉で煮たもの。
こんな風に
もったいない精神というか
食べ物はできるだけ余すところなく
使う、なんてのが好きですが
家の材料って
なかなかそうはいかなくなって
きていますね。
例えば木材
一本の丸太から
芯の部分は構造材に
残りは羽柄材に
樹皮やおがくずは燃料や
断熱材がわりに使うこともできましたが
今は、これらがバラバラに
供給されてくるので
余った部分がちゃんと使われているのかどうか
よくわかりません。
いわゆるB材を活用する
という名目だったはずの合板やCLTが
いつの間にかA材も使っていくようになったり
目的別にいい材料だけを集めると
その皺寄せがどこかにいくような…
というわけで
現在の流通だと
元の材料を丸ごと使うということは
なかなか難しいわけですが
せめて現場で出たものは
うまいこと再利用ができたら…
端材は燃料にすることが多いですが
おがくずは牧場なんかで引き取ってくれる
ケースも多いですね。
モイスなんかは現場で結構割れてしまったり
カットして端材が出ますけど
調湿材として再利用するケースもあるようです。
リサイクルのために
仕分けたりストックしておいたりすると
手間ばかり増えて
その割に結果が目に見えて出るわけでもなく
いりこダシをとった後の
ダシがらを煮たものだって
そんなに大した料理になるわけでもない
ただ、その手間とか
もったいない精神みたいなものが
周囲に伝搬して
優しい世界になったらいいな〜

(もちろん木でダシをとっているのではありません)
というのは自己満足の世界だと
嘲笑する人もいるかもしれませんが
と、ちょっと綺麗目に言ってみましたが
まあ、それでイメージ良くなって
商売に繋がったらいいよね
(って書くと身も蓋もないけどさ)
