Wi-Fi経由で丸見え…になってたりしちゃいませんか

Wi-Fiからゲストで入ったら中身が丸見えだったりする会社さんが、割とあったりして…


ルーブル美術館の宝石泥棒
なんだか映画みたいな話…?
などと勝手に想像していましたが

ルーブル美術館の監視カメラのパスワードは「ルーブル」だった
2025年10月19日にルーブル美術館で発生した盗難事件をきっかけに、美術館のセキュリティがずさんだった可能性があることが指摘されています。過去には監視カメラのパスワードを「ルーブル(Louvre)」にしていたことがあるなど、特にITシステ...

監視カメラの管理サーバーの
パスワードが「ルーブル」だった、とか。

おいおいそんな弱いパスワードあるかよ
と突っ込みたくなりますが

いや、もしカタカナの「ルーブル」だったら
フランス人にとっては結構強固かもしれないぞ…
(違うと思いますが)

僕も仕事柄
いろんなクライアントの
パスワードを存じ上げております。

webサイトやそれが置いてあるwebサーバー
あるいはメールサーバーなど
信頼いただいてありがたい

パスワードは時々変更した方がいい
なんて言われて久しいですが
(変更しろ、って言ってくるシステムはウザいよね)

近年は、パスワードは変更しない方がいい
なんて説もあります。

↓総務省のサイト
いろんな注意事項が書いてあります。
パスワードの定期的な変更は不要、とも。

総務省 | 安全なパスワードの設定・管理 | 国民のためのサイバーセキュリティサイト
総務省の政策(行政運営の改善、地方行財政、選挙、消防防災、情報通信、郵政行政など)、組織情報、所管法令、報道資料、会議資料等を掲載しています。

まあ、個人のパスワードは
うまいこと管理してください。

今日話題にしたいのは
Wi-Fiのパスフレーズ(暗号化キー)です。

これもそうそう変更することはない
かもしれませんが

設定によってはよろしくないことを
引き起こします。

ざっくりいうと
ゲストや退職した元スタッフに
社内のデータが丸見えになるケース

まず最初の条件は

ゲスト用Wi-Fiが
社内ネットワークと切り離されていないか
スタッフが辞めた後もパスフレーズを変更しない場合

この場合
ゲストまたは元スタッフは
Wi-Fiに接続することは可能です。

社内に入らなくても
外から電波が届くことも多いです。

次の条件は
社内のファイルサーバー
(NASとか共有フォルダとか)に
アクセス権限を設定していないこと

同じネットワークに繋がっていれば
ファイルの読み書きし放題
というケースがあったりします。

この二つの条件が成立すると
社屋の外の電波が届くところから
ゲストや辞めたスタッフが
ファイルにアクセスし放題

よろしくないですね〜

この対策としては

ゲスト用Wi-Fiは
社内(LAN側)には入れないようにすること
(大抵はそういう設定ができます)

NASなどのファイルには
アクセス制限をつけること

そしてもう一つ
従業員が退職した際は
共通で使っているパスワードを変更すること

めんどくさいですね〜

元スタッフを疑うようなことも
気分良くはないですね〜

でも、万が一何かあってからでは遅いのです。

この手の話は
明日からお客が増えるわけでも
家づくりに役立つわけでないので
何の関心も示さない人が多いのですが

いざという時に後悔するのです。

うーん、無理やり家づくりに例えると
耐震改修みたいなものかな〜

やったからといって明日からの生活に
変化があるわけでもないけど
いざ(大きな地震がきた)というときに
ああ、やっといてよかった

となる、はずだけど…
うーん、例えが良くないか?

ま、気をつけて!