「わかる」と「わかったような気になる」

同じ映画のはずでも、違う体験になる。建物の表現も、いつまで経っても、画面の中では、同じ体験をさせることはできないのです。


Amazonプライムビデオで『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が配信開始!

ヘイル・メアリーって、「アヴェ・マリア」の英語読みで、無理に日本語にするなら「神頼み」らしい。
神頼みプロジェクト。

早速、ランキング1位になっていました。


僕はこの原作が大好きだったので、映画もとっても楽しみに見に行きました。

IMAXフルサイズでの上映がある、というので、東京・池袋まで行ってきました。
浜松にはIMAX上映館がないのです…というか、フルサイズIMAXはそもそも日本に二つ、東京と大阪に一つずつしかないんです。

もちろん、浜松でも上映してたんだけど、せっかくなら、最高の経験をしたいじゃない。

なので、プライムビデオで、しかもiPadでちんまり再生してみると、これ、もう違う作品に見えるな…
(実際、IMAXフルサイズと、それ以外では縦横比も一部違うし、違う作品と言って良さそう)


「情報」としては同格でも、「経験」としては別物。
いや、経験も含めて情報、って考えたら、そもそも別格かな〜?

そういうケースは、実は身の回りに結構あります。

VRとかルームツアーって、その空間が、なんとなく、だいたいわかったみたいになるツールですよね。
威力は、あると思います。僕も、たびたび、びっくりしたこともあります。

ただ、これを、営業的コントロールができない状態(つまり匿名のネット上)で垂れ流すのって…もったいなくないかな。

多くの人の目に触れて、わかってもらう。

これ、すごく大事なことのようですが、本当にそうかな?

わかってもらう→選択肢に残る

ならいいんですが

わかったような気になる→そのままスルー

が、実は結構、多いような…

本当に見せたいこと、わかってほしいことが、ルームツアーでわかるか?

裏を返せば、ルームツアーで言えるようなことだけで、自社の魅力って伝えられるのか?

まあ、ルームツアーだけで全てを伝える必要はありませんし、全てを伝えようとすると、「わかったような気」が発生するかも…
という無限ループに陥りそうですが。


伝えたいのは、建物という「商品」というよりも、その建物をどう考えて、どう作ったか、という会社の姿勢、考え方、矜持、そんなものじゃないでしょうか。

建物見学は、新規の入り口ではなくて、最終確認の場になってきています。
建物を見にくる、ということに対して、最高の経験をしてもらう。そのための準備が、たぶん本当の仕事なんだよな〜。

意図的に、体験格差を狙おう!

(って、ネットで「わかったような気」を量産してる僕が言うのも、どの口が、という話ですが)