自前主義のほどき方

Appleが自前主義を捨ててGeminiを使う、ように見えて、よく見ると土台を借りて自分の強みにしている。外注しても主体性は内部に残す。工務店のコアって、どこにあるんだろう。


先日、Appleのイベント WWDC2026が開催されました。
折りたたみiPhoneが出るかもとか、ものすげーMac Studioが出るかも、とか言われてましたけど、ハードウェアの発表はなく、主に、iOS27やMacOS27といった、OS・ソフトウェアの発表でした。

この中で気になったことといえば、iPhoneなどに搭載されているSiri(ヘイシリ! と呼びかけるアレ)のことかな〜。

使ったことがある人は知っているかと思いますが、従来のSiriちゃんは、最近のAIエージェントに比べると、ちょっと間抜けです。正直、僕もほとんど使っていません。カップ麺のタイマーぐらいかな〜。

今度、このSiriがずいぶん賢くなるかもしれない、というのが「売り」みたいです。


新しいSiriにはGoogleのGeminiが搭載される、なんて話が、すでに報じられていました。

Appleは自前主義が強い会社です。

Macに使っていたIntelのCPUをやめて、自前のApple siliconに切り替え。
iPhoneのモデム(通信部分のチップ)も、自前のチップに変更。
そもそも、ハードウェア(iPhoneとかMac)とソフトウェア(OS)の両方が自前です。

この自前主義の会社が(しかも一度はChatGPTのOpenAIと提携したにも関わらず)、ライバルとも言えるGoogleのAIを使うとはね〜。

ただ、実際にはGeminiが丸々入っているのではなくて、Googleの技術を使いながら、独自のサービスとして提供している、ということのようです。

ってことは、自前主義を捨てたかのようで、よく見ると、ベースの技術は借りるけど、あくまで自分の強みとして売り出している、ってことか。
まあ、ハードウェアだって、サムスンの部品を使ったり、自分たちが作らない部分は他者に任せる、ってのは、これまでもあったわけです。
それでも、AIがもてはやされるこの時代に、一見、自前主義を捨てたかに思われる行動に出るのは、勇気が必要だったのかな、という気もします。


工務店は自前主義であるのが良い、と、僕はずっと思っていました。
それは、設計施工、というだけでなくて、細々したことから、広告、広報、集客なども含めて。

もちろん、外注を使わない、という意味ではありません。
外注する場合も、主体性は内部に残しておく必要がある、ということです。

そんなの当たり前じゃねーか、と思うかもしれませんが、実は意外と、外注先に委ねすぎ、というか、何が何だか…というケースも、あるかもしれません。

ただ、自前主義が良いと「思っていました」けど、最近はそうでもないかな…という気もしています。
だって、やらなきゃいけないことが多すぎるし、その中には、「自社にとってはどうでもいいこと」も、結構ありますよね。

この「自社にはどうでもいいこと」と、そうでないこと、「コア機能」を、ちゃんと分けている工務店が、結果的にうまいことやってるのかな、という気もします。

僕の仕事は、コア機能のお手伝いなのか、そうでない部分なのか。広報っどっち側なんだろうな〜?