長野の総会見どころ4・いなほ工務店と「主任建築家」

いなほ工務店さんは村松篤さんの設計塾で学び、モデルをたて、主任建築家として共にブランドを作っています。


佐塚です。長野の総会見どころの続きです。
兵庫のいなほ工務店・本峰久さんのお話。

本さんとは、神戸で里山住宅博をやった際に、昼夜問わず濃密なお付き合いをしていただきまして、今に至っています。
神戸の住宅博では、事務局長的役割を担い、様々な指向の参加工務店を取りまとめつつ、2軒のモデルハウスを切り盛りする大車輪の活躍でした。

住宅博以降、建築家の村松篤さんの設計塾に学び、村松さんの設計によるモデルハウスをオープンしました。
また、村松さんを主任建築家として、自社のブランド「GEZELLIG(ヘゼリヒ・オランダ語で、快い、以上のことを表現する言葉)」を展開しています。

今回は、それらの活動と、それを凝縮したパンフレット類の活用についてお話しいただきます。

2冊のパンフレットを、手の物語で制作しました。
メインパンフ(写真右上)は、日々、社長が考えていることを、ビジュアルと文章で伝え、読み通してもらえたら、考え方・設計の質・建物の性能など、この工務店で建てるのがベストだと思ってもらえるよう、丁寧に構成しました。

大きなパンフは、モデルハウスの来場者に配布するパンフです。社長は「無垢と言い切りたい」と言われたので「無垢の木の家」とネーミングしました。前述のように、設計を村松篤さんに委ねられ、その設計の質を伝えるためのページ構成を考え抜きました。

こうした取り組みが、どのように同社の成果につながっているか。本さんは、「儲かってないけど楽しくやってます」と強調しますが、しかしてその実態を、きっちり聞いてみたいですね。