窓拭きロボットで窓が拭けなかった

恒例・今週の家電のコーナーをお届けする佐塚です。

今回借りたのは窓拭きロボット。
僕は、手間をかけるべきことには手間を惜しみませんが、楽できることはとことん楽したいタイプでもあり、窓掃除のスキルをあげたいとも思わないので、ロボットが気軽に掃除してくれたらいいなと期待しての挑戦です。

我が家は2階リビングで、南側にw1800の引き違いの木製建具が入っています。
普段、掃除するときは長い柄のついたスポンジで水洗いをするのですが(普段、などと嘘ついちゃった。滅多にしません)、割と面倒ではあります。

マグネット式で挟み込む窓拭きも考えたことがありましたが、その時探した製品はペアガラスに対応していないものばかりで、結局、一階外部から長モノで掃除する、という選択になりました。

ところが近年は、窓にも掃除ロボットがあるというではないですか。というわけで、早速お試しです。
これどういう仕組みなのかな、と思ったら、ガラス側の面にあるファンで吸着する、という方法でした。ファンだけだと止まった時に落下してしまうので、吸盤でガラスに吸着する安全帯みたいなものがついています。これがきちんとつながっていないとそもそも動作しない仕組み。

内側に貼り付けてみた様子。右から伸びている線の先に吸盤がくっついている。

で、この吸盤と安全帯が曲者でした。2階にある、1800mmの窓の真ん中あたりにこの吸盤を貼り付けることが、そもそもできないのです。吸盤を端っこにつけた場合は、安全帯が伸びきってエラーになってしまう。つまり、我が家の窓はこのロボットでは拭けない、というオチでした。ちょっと動かしてみた時も、もしかして落っこちるんじゃないかとヒヤヒヤするし。もうちょっと安全帯が長かったら良かったのに。
簡単に吸盤が取り付けられる位置のガラスなら、そもそも掃除も簡単なので、これもお試しで終わりかな。

家を建てるときに、「お掃除が楽」という要求をよく聞きます。じゃあ、ロボットで簡単に窓が拭けるようにしましょうね、って、開口部が小さくなったり、開口位置が変わったりするのは、僕からすると本末転倒に見えますが、それが重要だという人もいるわけなんですよね。