地域の一隅を照らす工務店を応援したい佐塚です。
いつの間にやらゴールデンウィークに
突入しているじゃあありませんか…。
この間、仕事でどこかに行くことが
なくなるので、そういうネタは
途切れてしまいますので
ちょっと趣向を変えて
ブログにのぞんでみます。
GWといえば旅。
混んでいて高い時期では
ありますけど
それでもこの時期にしか
旅なんかできないんじゃー!
という方もいるでしょうから
ちょっとした旅先候補の
紹介を兼ねて
自分の考えていることを。
以前、味覚のリセットにかこつけて
自分の感覚のリセットの話題に触れました。
よく、旅は「充電」という表現を
されますけれど
旅で充電しなくても
普段の稼働はできているので
旅は充電ではないんじゃないですかね。
そう、どちらかといえば「リセット」。
新しい経験を取り入れて
自分の感覚を見直す行為です。
仕事柄、全国あちこちに
訪れる機会があって
それはそれでとてもいい
経験になっています。
ただ、あくまでビジネス上の
目的があっての行動なので
なかなかリセットはできないんですよね。
(酒飲んで忘れちゃう、という意味の
悪いリセットはありますが…)
ですので、年に1回ぐらいですが
プライベートでプチ旅行に行っています。
僕の現在のお気に入り
「リセットボタン」は
愛知県・三河湾の離島たち。
佐久島(さくしま)
日間賀島(ひまかじま)
篠島(しのじま)
の三つの島があります。
佐久島は西尾市
日間賀島と篠島は南知多町。
先日訪れてきたのは
日間賀島と篠島です。
どちらも周囲が7kmに
及ばないほどの
小さな島です。
知多半島・師崎からなら
高速船で10分ほどで到着。
浜松からでも2時間ほどで着くので
距離はたいしたことはないのに
ここはもう別世界です。
例えば、日間賀島では
原付バイクが主な足として
使われています。
(本土の駐車場に
買い物用の車が
置いてあるらしい)
ヘルメットをかぶっている人を
見るのが難しいほど。
先ごろ日本では自転車の
ヘルメット着用が努力義務になりましたが
ここではオートバイのヘルメットも
まだ努力義務の世界。
島の人に話を聞くのも
感覚が揺さぶられる内容ばかり。
昨年まで島にあった中学校が
本土の学校に統合されてしまったこと。
高速船が欠航して子どもが
戻ってこられない日もあるということ。
島にも大工がいて建物のことも
別に不自由ない、ということ。
(高くつくとは思うけど)
さて、日間賀島から高速船で
5分ほどで着く篠島も
同じようなものかと思ったら
大間違い。
こちらには中学校が残っているし
原付に乗っている人たちは
ほとんどがヘルメットを被っている。
(事故があって反省したみたい)
篠島はかつての伊勢神宮領で
現在も神宮に鯛を奉納しています。
20年ごとにある伊勢神宮の
式年遷宮によって出た以前の材は
下賜されて、篠島の神社の造営に
使われています。
この島の神明神社
八王子社はともに
伊勢神宮の御昇殿に
ならった神明造。
(伊勢神宮と同じでは
はばかられるので
伊勢神宮のそれには
「唯一神明造」と
別の名がついてます)
そんな具合に
すぐ近くの二つの島なのに
違う文化、違う気風が
あるんだなあと
二回ぐらいリセットボタンを
押すことができました。
お近くの方なら
GW中に急に思いったっても
行けるところなので
よかったらぜひどうぞ。
ふと思ったけど、島暮らしの人は
離島ではリセットできないですね。
だから、もちろん別に島だけが
リセットボタンではありません。
GWだって仕事だよ
って人も、何か上手い
リセット方法を見つけられると
良いですよね。
以上!