地域の一隅を照らす工務店を
応援したい佐塚です。
引き続き、九州の集いから。
引っ張りますけど、それだけの
濃密さのあらわれ、ということで。
先に紹介した堀部さん、シンケン・迫さんの
お二人に加えて、もう二人が登壇。
堀部さんの「姶良の家」の
クライアントでもある
創建・有村社長と
びおソーラーの開発者
手の物語の松原が登壇。
進行は小池一三がつとめます。
鹿児島という土地柄は
スーパー工務店がひしめく一方で
ローコストも台頭し、二極化が進んでいます。
その中でトップ工務店のシンケン
そしてスーパー工務店の一角を担う
創建、それぞれの立場からのお話。
このディスカッションは
結構コアな内容だったので
とてもここには書ききれません。
町工メンバーには後で報告します。
普通のセミナーなら
ここで終了、シャンシャンとなるのですが
まだ、ここまでで半分です。
この後は、熊本に移動して、
町工の仲間のミズタホームの
「山ぼうしの樹」を見学します。
ここは、元々は水田さんが購入した
古民家を改修した場所です。
いわゆる「ヴィレッジ戦略」に
通じるところはありますが
そんな言葉でなかなか表現できません。
町の工務店ネットのみんなで
何回か伺い、中には泊まりがけでの
勉強会もありました。
それ以外でも、僕も何度か
訪れていて、今回で何回目か
ちょっとわからないぐらい。
でも、何回行っても、いつも何かが
変わっている驚きがあるのですが
今回は特に驚いた。
これまでより、大きく面積が
拡大し、さまざまな場所が
生み出されていたのです。
これが、「シン・山ぼうしの樹」なのかな…?
「縁日みたい」という感想を
言われていた人がいました。
そう、縁日のように、訪れると
「楽しい何かがありそう」という
心踊る場所なのです。
だからと言って、
工務店の宣伝色は全くといって
いいほどにありません。
好きなこと、みんなが楽しめるところを
作ってくれたのが、たまたま
工務店だった。そんな感じ?
水田さんの真意はどこにあるのか
それはもしかしたら本人にも
わかっていないのかもしれません。
あはははは、と笑顔で
ちょっとまで工事してたよなんて
話してくれた水田社長。
確実に言えることは
一個の建築物だけでは表現できない
圧倒的な世界があるということ。
見学したみなさんは、いいものを見たけど
とてもそんな「世界観」は作れない、と
かえって気を落としたかもしれません。
でも、いつもいっているように
形質だけを真似したって仕方がない。
何が自分たちの「世界観」なのかを
探ってみるきっかけにしてほしい。
さて、長かった九州縦断も残すは
あと1日。最後の1日もなかなか濃かった。
続きをお楽しみに!