先週に続いて関西訪問編。
大阪のダイシンビルドさんが
この6月から事務所移転ということで
寄らせてもらいました。
今まで大阪府の東、大東市を
拠点にされていましたが
新事務所は大阪のど真ん中。
これが新事務所…ではなくて
中之島の中央公会堂。
1918年の竣工です。
新事務所はここからすぐ。
事務所の入っている
1921年竣工の「大江ビルヂング」
すぐそばに裁判所があり
法律事務所向けのテナントビルとして
作られたそうです。
こちらの一室が
ダイシンビルドさんの
新しい事務所です。
皆さんとパチリ。
(不在の方も多くて
お会いできず残念です)
社長の清水さん
(写真で一番豪快に笑っている人)
とは十数年のお付き合い
廣瀬さん
(右端でこっそりこちらの写真も撮っている人)
には2016年の里山住宅博で
お世話になりました。
ダイシンビルドといえば
関西での高断熱高気密の雄
神戸の住宅博では
堀部安嗣さんが設計した
ヴァンガードハウスの施工を担当
堀部さんが高断熱住宅に
取り組むきっかけになりました。
こちらは、ヴァンガードハウスで
学生さんの団体見学に
対応する清水さんと堀部さん。
神戸の住宅博では
共通外構を取り入れました。
住宅の施工者はそれぞれの
工務店ですが
外構は統一しています。
田瀬理夫さんが提唱した
緑化のルールを
皆で守ろうというもの。
車が出た後の車庫は
石や緑の空間になります。
道路に面したところだけでなく
裏面も、ウラ側の家のオモテと考え
同じように植栽をしています。
そんな外構の施工を
一手に引き受けてもらったのが
ダイシンビルドさんです。
担当は廣瀬さん。
たまたま草刈りの写真なので
廣瀬さんも田瀬さんもカマを
持っています。
そんな風に、高い外皮性能と
人と町並みをつなぐ緑の
両方を手がけている工務店です。
場所は100年以上前の
レトロビルですが
事務所の中身は最新です。
いわゆるDXというか
デジタル化による業務効率化も
だいぶ進んでいると感じました。
先日、「不便益」の
川上さんのところに寄った時にも
書きましたが
「無駄なムダ」と
「無駄でないムダ」があります。
僕は無駄なムダはどんどん
駆逐したい方なので
そっちの方の話も大好物。
そして一方で住宅における
無駄ではないムダとは
どんなものなのか…
なんてことが
最近気になっています。
そこで、ダイシンビルド清水さんと
川上さんにお願いをして
ジョイントの企画を考えました。
ダイシンビルドさんの建物を
見学して高断熱高気密の
現在の到達点を見ること。
川上さんのお話を伺って
「住まい」と「住まい手」の
双方向の関係を見出すこと。
そこには、この先の住まいづくりの
ヒントが大いにあるように
思います。
というわけで、日程鋭意調整中。
楽しみに待っていてくださいね。