他人の土俵では主導権が握れない

この前、マイナンバーカードの
証明書トラブルのことに
少し触れました。

全ての証明書発行システムが
トラブルで停止したかのように
思い込んでいましたが

違ったみたい。

てっきりシステムは停止していると
思い込んでいましたが
浜松市のシステムは動いていました。

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地域をよくする工務店を
応援するネットワークの
佐塚です。

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今回、問題が起きたのは
富士通Japan製のシステムで
全国で123自治体に停止要求だとか。

市区町村数は現時点で
1724あります。

だから報道の問題は
1割に満たないシェアなんですね。

調べてみたら一つの自治体のものだけ
やっているベンダーもあるんだとか。

いい方に考えれば
オープンな市場でさまざまな
事業者がしのぎを削っている。

悪い方に考えれば
全国一律で受けられるべきサービスに
ムラがあって国民間に差が出ている。

なんで証明書発行にそんなに
こだわっているかというと
たまたま週末に証明書が欲しかったから。

とってきたのは印鑑証明書。

日曜日でも取れる。
初めてマイナンバーカードが
ありがたいと思ったかも。

クルマを売却するので
必要になりました。

今回はMOTA(モータ)という
いわゆる一括査定サイトを利用しました。

条件を入力すると上位3社だけが
連絡してくるという仕組み。

で、その上位3社さんに加え
過去に取引したことがある1社で
査定をお願いしました。

名刺の裏に金額を書いてもらい
せーのードン

結局、一番高い買取価格を
提示してくれた業者さんに
売却したわけですが…

正直なところ
「高く買ってくれるところ」
以外の選択肢がないですね。

もちろん、査定に来てくれた方の
印象の良し悪しも感じますし
同じ金額ならそこが差になるかも。

でも、ほぼ価格以外の競争要素はありません。

そして、価格も最終的には
どんぐりの背比べとでもいうような
相場に収斂していきます。

さらに一括査定という
いわば他者の土俵の上なので
そこのルールにも縛られる。

つまり、各買取業社には
ビジネス上の主導権が
全然ない
わけですね。

それでも、商売が成立するように
やってはいるんでしょうけれど。

工務店でも

「一括で比較できる場を使う」
「価格で勝負する」

という方向に向いている
ところもあろうかと思います。

もちろん、住宅の場合は
車売却のように一律にはなりませんが

ポータルサイトとか
マッチングサイトとかで
露出を増やすということは

一見集客に役立つようで
実は主導権をどんどん失っていく
可能性があるな…

と改めて感じた次第です。

横並びにならない集客方法として
ブログってやっぱり
強力
なんじゃないの?

自分たちの主張を
発信し蓄積し
それが響いたお客様がやってくる。

(ちゃんと差別化要因があるのが
大前提ですけどね)

めざせ、脱・どんぐりの背比べ!